カブス・鈴木誠也 球団ではソーサ以来前半戦「25本塁打75打点」 球宴選外でも止まらない!

[ 2025年7月8日 01:30 ]

ナ・リーグ   カブス 11―0 カージナルス ( 2025年7月6日    シカゴ )

カージナルス戦の5回に25号ソロを放つカブスの鈴木(AP)
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 カブス鈴木誠也外野手(30)が6日(日本時間7日)、カージナルス戦に「3番・DH」で出場し、5回に右中間へ25号ソロを放つなど2安打2打点をマークし、勝利に貢献した。打点は両リーグトップの77に伸ばし、前半戦で「25本塁打75打点」は球団では01年のサミー・ソーサ以来24年ぶりの快挙となった。この日、発表となったオールスター出場はならなかったが、強烈な輝きを放った。

 大差がついても、変わらぬ闘争心を見せた。10―0の5回2死。鈴木が高めに浮いた直球を捉え、右中間席に放り込んだ。2試合ぶりの25号。3回の左翼線適時二塁打と合わせて計2打点。77打点は06年に城島(マリナーズ)が記録した日本選手右打者のシーズン最多打点を1打点更新した。

 「捕手という特殊なポジションで記録を残すのは簡単なことではない。僕は城島さんがやってきたことの方が凄いと思う」

 前半戦で「25本塁打75打点」をマークするのは、球団では01年のソーサ以来。同年は64本塁打、160打点を積み上げた、通算609本塁打のレジェンドからは今年2月のキャンプで直接指導を受けた。打撃練習を見たソーサ氏からは「彼は30~40本のホームランを打つポテンシャルを持っている」とお墨付きをもらった。さらに、6月に再会した際には「どこも直すところがない。グッドだ」と声をかけられ、テンションは上がった。今季の打撃に、自信を深めたひと言になった。

 この日、15日(日本時間16日)に行われるオールスター出場選手が発表になったが、選出されなかった。両リーグトップの打点を挙げる右打者の選出漏れには、米国内でも驚きの声が上がった。カブスからはクローアームストロング、タッカーの外野手2人がファン投票で選出されており、DH枠ではドジャース・大谷に次ぎ、フィリーズのシュワバーが選ばれた。全球団から最低1人を選出するルールもあり、初出場はならなかったが「特に残念に思うことはない。指名打者はレベルが高い打者ばかりなので、自分も頑張ろうと思える」と前を向いた。

 この日の一発は、現地放送席で「ホームランダービーに参加させる新たな理由ができた」と評されるなど、活躍ぶりは誰もが認めるところ。シーズン138打点ペースとし、昨年、大谷がマークした日本選手最多の130打点更新も見えてきた。

 鈴木は「自分が打ってチームが勝てれば、みんなハッピーになる。しっかり頑張りたい」と意欲を見せた。メジャー4年目。球宴には出られない。それが話題に上がるだけの選手になった。

 ≪広島時代の最多打点は95≫鈴木は両リーグトップの打点を77に伸ばし、自己最多を更新している。広島時代は16年の95打点が最多で90打点以上は3度記録しているが、100打点には一度も届いていない。到達すれば日米通じて初となる。

 ▽サミー・ソーサ ドミニカ共和国出身の右打者。89年にレンジャーズでメジャーデビューし、ホワイトソックスを経てカブスに移籍。98年にマグワイアと本塁打王争いを演じ、66本塁打を記録。マグワイアが70本塁打を放ちタイトルは逃すも、158打点で打点王を獲得。リーグMVPを受賞した。通算609本塁打。現役時代は禁止薬物使用疑惑を否定し続けていたが、昨年12月に「法律に違反したことはない。しかし、今から思えば過ちを犯した。謝罪する」との声明を発表した。

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