ロバーツ監督の人生を変えた伝説のトレード 当時の交渉役ホイヤー氏が回顧「声が聞き取れず自信なかった」

[ 2025年7月8日 07:47 ]

ドジャースのロバーツ監督(撮影・柳原 直之)
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 スポーツ専門局「ESPN」電子版は7日、MLB各球団の編成本部長によるトレードデッドラインの思い出話を紹介した。

 カブスのジェド・ホイヤー編成本部長の思い出は2004年当時、レッドソックスの若手幹部としてセオ・エプスタインGMの下で働いていた時のことだ。エプスタインGMはノマー・ガルシアパーラをカブスに放出する4球団間の大型トレードを進めていた。エクスポズとツインズも絡んだ複雑な交渉だった。

 そこで、別件のドジャースのデーブ・ロバーツ外野手獲得についてはホイヤー氏に任せた。ロバーツは俊足の代走要員だった。「セオが電話を僕に投げ渡して、ロバーツの交渉をまとめてくれって言ったんだ。でも昔の電話機を使っていて、回線が凄く悪くて、相手の(ドジャースGM)ポール・デポデスタの声がほとんど聞き取れていなかった」。

 7月31日、移籍期限が迫っていた。マイナーの外野手ヘンリー・スタンレイとの交換トレードを提示していた。ホイヤー氏が電話を切ると、エプスタインGMが「交渉はまとまったか?」と尋ねた。「僕はただセオの顔を見て、たぶんって肩をすくめながら言った。うまくいったと思うけど、自信はなかったね」。

 そのトレードが、レッドソックスの“呪い”を解く優勝につながった。ロバーツは04年のア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦での決定的な盗塁によって、ヤンキースに逆転勝利をするきっかけとなり、ボストンの伝説となった。「そして今や彼は、殿堂入りするかもしれない監督になっている。あのとき、うまくいってよかったよ」とホイヤーは振り返っている。

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