ドジャース・大谷 669日ぶり二刀流弾!1回零封&26号5打点に「元の状態以上に戻れるんじゃないか」

[ 2025年6月24日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース13―7ナショナルズ ( 2025年6月22日    ロサンゼルス )

先発し1回無失点の好投を見せた大谷(右)。8回に26号2ランを放った大谷(撮影・光山 貴大)
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 669日ぶりに二刀流弾がさく裂した!!ドジャース大谷翔平投手(30)は22日(日本時間23日)、ナショナルズ戦に「1番・投手兼DH」で出場し、投げては2三振を奪って1回無安打無失点、打ってはナ・リーグ単独トップに返り咲く8試合ぶりの26号2ランなど2安打5打点で勝利に貢献した。23年9月の右肘手術から投手復帰2度目の登板。二刀流の完全復活へ大きく弾みをつけた。

 マウンドでは2つの三振を奪い、打席では本塁打を打ち込んだ。二刀流の理想像を復帰2戦目で早くも体現。大谷は確かな手応えを言葉にした。

 「単純にうれしい。元の状態以上に戻れるんじゃないかという自信が出てきている」

 23年9月の右肘手術明けで2度目の投打同時出場。投手本能も戻ってきた。初回先頭のエイブラムズの一ゴロでは前回遅れた一塁ベースカバーへ素早く走った。ベッツの落球で1死一塁を背負っても慌てない。続くガルシアからスイーパーで復帰後初三振を奪い、2発を含む通算19打数8安打を許す天敵N・ローはスライダーで連続空振り三振に退けた。

 1回2安打1失点だった前回16日より10球少ない18球で1回無安打無失点。球速は約2・2キロ遅い最速98・8マイル(約159キロ)でも12球のストライクを投げ込み、ストライク率は57・1%から66・7%に向上した。「前回よりリラックスして全体的に投げられた」。復帰後初めてカットボールを使って幅を広げ、曲がりの大きいスイーパーやスライダーも駆使した。

 バットを持っては7回無死満塁から走者一掃の右翼線三塁打。8回1死一塁では外角直球を力強く振り抜いて左中間へ。リプレー検証の末に8試合ぶりの26号2ランになった。

 二刀流弾は23年8月23日のレッズ戦以来669日ぶり13本目。登板日では最多を更新した5打点は大谷の言う「元の状態以上」の予兆か。日米通算300号に王手をかけ、ナ・リーグ本塁打王争いでも再び単独トップに浮上した。

 「最初(連続三振した)2打席とも相手投手(ソロカ)が素晴らしかった。なかなか自分の良いアプローチの打席を送れなかったのは反省点」

 この謙虚さが常に前進を止めない原動力だ。先のパドレス戦では17日に右太腿裏、19日には右肩後ろ付近に死球を受け、今も赤紫色のアザが残り、湿布などでケアを続ける。「影響は特にない。我慢できる痛みの範囲。打撲に関してはケアをしっかりしていけば、数日で良くなる」と力強い。次回登板は28日(日本時間29日)か29日(同30日)の敵地ロイヤルズ戦が有力で、2イニングへ伸ばす可能性もある。「少しずつでも前進していければいい」。二刀流の完全復活は、もうすぐだ。(柳原 直之)

 ▼ドジャース・ラッシング(大谷と初バッテリーを組み)全てが爆発力のある球だった。(ピッチコムを使って)彼自身がいくつかの球種を自分でコールしていた。彼は何でもできる“ユニコーン”だ。

 ≪登板試合で複数回の本塁打&三塁打は史上初≫大谷の1試合5打点は5月15日アスレチックス戦での6打点以来で、登板した試合では自己最多。これまでは日本時代も含めてエンゼルス在籍の23年5月15日オリオールズ戦の3打点が最多だった。投手の歴代最多はクロニンジャー(ブレーブス)が66年7月3日ジャイアンツ戦で記録した9打点。また、大谷が登板試合で本塁打と三塁打を記録したのは同戦以来2度目。過去125シーズンで「投手で登板して本塁打&三塁打」を複数回達成したのは大谷1人だけ。

 【大谷一問一答】

 ――年間通して投げられるまでには時間がかかりそうか?
 「思ったよりは早めに復帰できているので、今日投げて明日以降の反応を見ながら徐々にイニングを増やしていければ、元の状態以上に戻れるんじゃないかという自信が出てきている。まだまだ直さないといけない点は多いが、一つ一つ改善したい」

 ――それまでどれくらい時間を要するか。
 「イニング、球数に関しては一気に増やすことはできないのかなと思うので、徐々に増やしていければいい。現段階はまずクオリティーを上げていくことと、徐々に増やしていくことが大事」

 ――投球で改善したいところ。
 「一番は動き方が重要。その過程でロケーション(コース)であったりとか、一つ一つの球のクオリティーも決まってくる。自分がどういうふうに動いているのかっていうのを前回から今日にかけて約5日間くらい、話しながら改善してきた」

 ――投打同時出場できる喜びについて。
 「単純にうれしい。まだ1イニングだけど、徐々に増やしていければいい。5回以上投げられるようになって初めてスターター(先発投手)じゃないかと思う。まずはそこまで後退しないように少しずつ前進していければいい」

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