阪神・藤川監督「一つの試練が来た」9回まさかの継投失敗で逆転サヨナラ負け…6カードぶり負け越し

[ 2025年6月12日 05:15 ]

交流戦   阪神2―3西武 ( 2025年6月11日    ベルーナD )

<西・神>9回途中で降板した湯浅(撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

 悪夢の連敗だ。阪神は11日の西武戦に2―3で逆転サヨナラ負けを喫した。2―0の9回に登板した湯浅京己(25)が相手打線につかまり1死満塁とピンチを広げて降板。救援した守護神の岩崎優投手(33)が同点打、サヨナラ打を浴びた。チームは6カードぶりの負け越し。まさかの継投失敗に、藤川球児監督(44)は「一つの試練が来た」と、踏ん張りどころがやってきたことを強調した。

 今季、目にしてこなかった悪夢の光景が広がった。2点差を追いつかれ、最後は2死満塁から岩崎が炭谷に右前打を浴びて逆転サヨナラ負け。手にかけていた白星がまさかの形でこぼれ落ちた藤川監督は、冷静に痛恨の敗戦を受け止めた。

 「結果ですからね。また、そのあたりは明日一つになって戦う。それに尽きますね」

 歯車が狂ったのは2―0の9回だった。バトンを託されたのは、湯浅。23年6月11日の日本ハム戦以来となるセーブを目指した右腕が誤算だった。1死後、セデーニョに四球を与えると、ネビンには死球。外崎の三塁内野安打で1死満塁に追い込まれると、ベンチは素早く動いた。

 湯浅の登板後からブルペンで肩を温めていた岩崎を投入。ただ、今季13セーブを挙げている左腕は、5月30日の広島戦から中11日の登板が不安要素だった。百戦錬磨の背番号13に窮地脱出を託したが、事態はさらに暗転。源田に同点の2点打を浴びると、最後は2死満塁からベテランの炭谷に決められた。

 「湯浅からもちろん岩崎にとは考えていましたが、岩崎も登板が空いていたので、そういった意味で湯浅からですけど」

 岩崎ではなく湯浅から送り込んだ意図を、指揮官はそう明かした。2人で9回の3つのアウトを奪取するのが青写真。構想はもろくも崩れ、開幕からの連続試合無失点が17で止まった湯浅は「何もないです…本当にチームと将司さん(伊藤)に申し訳ないです」と言葉を絞り出した。

 今季、8回終了時でリードしていれば開幕から30連勝だったが、不敗神話もストップ。曜日別ワーストの防御率3・63という水曜日に、待望の白星を手にしたかったが厳しい現実が待っていた。

 前日は2―0の8回に桐敷が4失点して逆転負け。開幕からチームの快進撃を支えてきた救援陣が痛打を許す展開が続き、藤川監督も語気を強めた。

 「なんとかブルペンのところをかみ合わせていく。それに尽きる。一つの試練が来たのかなと。みんなでまた明日から立ち上がってやろうかなというふうに思いますね」

 首位を快走してきた猛虎に正念場が訪れた。(遠藤 礼)

 ≪守護神・岩崎リード守れず猛省≫岩崎は6月初登板も、リードを守れなかった。2―0の9回1死満塁から救援。代わりばな源田に同点の右前2点打を浴びると、なおも2死満塁から炭谷にサヨナラの右前打を許した。中11日と登板間隔が空き、交流戦初登板。頼れる守護神は「全部、台なしにしてしまった。(炭谷へは)一球も狙ったところにいっていない。自分のせいです」と肩を落とした。

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年6月12日のニュース