阪神・伊藤将 今季初先発で7回2/3零封も白星ならず…「コースにもしっかり決まっていたので良かった」

[ 2025年6月12日 05:15 ]

交流戦   阪神2―3西武 ( 2025年6月11日    ベルーナD )

<西・神>4回、力投する伊藤将(撮影・須田 麻祐子)
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 猛虎の「27番」の前で、獅子の「27番」が歓喜のシャワーを浴びた。ハッピーエンドのはずだった伊藤将の復活劇は、9回に暗転。7回2/3を4安打無失点の快投実らず、昨年7月6日DeNA戦以来の白星が消えた。

 「良かったと思います。コースにもしっかり決まっていたので、良かったと」

 試合後は多くを語らず、足早に帰りのバスに向かった。今季初登板で力投した喜びは、チームのサヨナラ負けにかき消された。それでも、虎党に「将司が帰ってきた」ことを強烈に印象付けた。

 6月半ば、チーム60試合目で再び1軍からお呼びがかかった。いつも通りの半袖姿で2軍で日焼けした腕を思い切り振り、序盤から快調にアウトを積み重ねた。3回2死一塁からは14人連続アウト。奪三振は3つでも、球速以上の伸びがある真っすぐや多彩な変化球をコーナーに集め、凡打の山を築いた。

 1年目から10、9、10勝と勝利を重ねてきたが、昨季途中から不振に陥り、後半戦は中継ぎに配置転換。今春も調子が上がらず出遅れた。投球フォームやボールの質を追い求め過ぎていたのが一因。「考え過ぎも良くねえなって。一回リセットして、自分が気持ちいいように投げようと思って」から本来の姿が戻ってきた。この日は新人時代のようなストライク先行のテンポの良い投球。完投、完封も狙えるような好内容で役目を果たした。

 「素晴らしかった。低めも素晴らしい制球力でしたから」と藤川監督。痛い敗戦の中、非常に大きな収穫だった。 (山添 晴治)

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