阪神・佐藤輝 ベルーナDラブ18号「たまたま」入団1年目1試合3発の地で交流戦キング5本塁打

[ 2025年6月12日 05:15 ]

交流戦   阪神2―3西武 ( 2025年6月11日    ベルーナD )

<西・神>9回、佐藤輝はソロ本塁打を放った(撮影・篠原岳夫)
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 試合を決める一撃になるはずだった。1―0で突入した9回。先頭で打席に入った阪神・佐藤輝が、剛腕・ウィンゲンターの初球、高めの153キロ直球を砕き、右翼席へ運んだ。

 「球が速いので、一発で仕留めるつもりでいきました。まあ、たまたまですね」

 12球団断トツの18号本塁打。今季46打点となり、並ばれていた森下を再びかわした。2―0とし、残すは9回裏のみ。自軍の盤石の救援陣を思えば、勝利は必然だったが――。

 前日10日のカード初戦は、防御率と勝利数のリーグ2冠左腕・隅田らを崩せず、3打数2三振。この日の先発・渡辺も、試合前時点で5戦連続ハイクオリティー・スタート(7回以上、自責点2以下)の好右腕だった。2回の第1打席も一ゴロ。だが、4回の第2打席、フルカウントの末にもぎ取った四球から潮目が変わり始めた。

 森下の適時打で先制した6回2死一塁では、痛烈な左前打で好機を広げた。そして9回の豪快弾。2戦連続2得点と苦しむ低調な打線にあって、4番が一人、気を吐いた形だ。

 入団1年目の鮮やかな記憶もよみがえるアーチだった。21年5月28日、同じベルーナドームでの西武戦で1試合3本塁打。4年ぶり4本目の「ベルーナ弾」は、パ本拠6球場では最多だ。日本ハム3連戦で3本塁打するなど、計5本塁打は交流戦単独トップ。プロ5年目で積み重ねた交流戦通算15本塁打も、現役では同9年目の大山に早くも並ぶチームトップとなった。打てば打つほど記録を塗り替える男。名実ともに球界No・1スラッガーへの道を歩んでいる。

 日本ハム、オリックスのパ上位球団を5勝1敗と圧倒した猛虎の底力はこんなものではない。6月は目下9戦6発の主砲も逆襲を期す。獅子に一矢報いるべく、12日の第3戦を全力で奪いにいく。(八木 勇磨)

 ○…佐藤輝(神)が9回に18号ソロ。今季交流戦単独トップの5本目で、自己最多21年の6本まであと1本としている。交流戦通算15号は、阪神選手ではトップの金本知憲36本、鳥谷敬17本、ブラゼル16本に次いで、新井貴浩、大山と並ぶ4番目、現役選手最多タイ。西武戦4本目は球団別で最多。すべてベルーナで記録しており、球場別4本も甲子園と並んで最多だ。

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