張本勲氏 長嶋茂雄さんからの“涙の正座説教事件”語る「私はこの人に最後まで付いていこうと思いました」

[ 2025年6月8日 10:18 ]

談笑する長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督(右)と張本勲氏
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 野球評論家の張本勲氏(84=スポニチ本紙評論家)が8日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)にスペシャルご意見番として出演。今月3日に肺炎のため死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんとの思い出を語った。

 張本氏は番組内で長嶋さんについて「朝早く友人から連絡がありまして、びっくりしました。自分の身を取られたような気がしました。必ず誰でもくるとわかっていてもきたら悲しい、切ないね。今でも2~3日したら電話がかかってきて、“ハリ、明後日読売カントリー、1ラウンド行くぞ”って電話がかかってくるんじゃないか。ラグビーの松尾雄治とゴルフやったり。箱根にも別荘がありましたから、箱根にもよくゴルフに行きました」と語った。

 また、長嶋さんが巨人監督だった時代に張本氏が正座をさせられた苦い思い出も披露。「勝っていたゲームですよ。1死一、三塁で私が3番で3割5分くらい打っているんです。バッターとしてはおいしい場面なんです。外野フライでもボテボテでも1点入るんだから。私は左右に打つ自信がありましたから。私が打席に入ったら三塁ランナーの柴田(勲)がだーっと帰ってくるんです。“おまえ、何やってるんだ”って聞いたら“張本さん、スクイズのサインですよ”って。俺にスクイズ?生まれて初めてですよ。バントのサイン初めてですよ。ベンチを見たら監督は知らん顔している。一塁ランナーの高田(繁)が二塁にいって、たまたま私がセンター前に打って勝ったんです」と振り返った。

 試合後、打点を挙げて気分よくしていた張本氏に事件が発生した。「終わったらマネジャーが“監督が呼んでるぞ”って。よしよし、小遣いくれると思って行ったら、“座れ~!”って。私はパ・リーグで肩で風を切って歩いてきた男ですよ。私に座れという人はいませんよ。自分も正座をしておるわけです。私も正座をしました。真っ正面で見て“あの時、俺は1点が欲しかったんだ。おまえがバントすれば100%成功する。ランナー二塁で次の王(貞治)と勝負したいんだ。おまえが監督になったときにこれはよく分かる”と。涙が出ました。両手、頭をついて謝りました。申し訳ありませんでした、と。私はこの人に最後まで付いていこうと思いました」と振り返った。

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