阪神・村上 開幕投手の底力だ!!“鯉斬り再現”両リーグ単独トップ7勝「どんどん伸ばしていきたい」

[ 2025年5月31日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神5―2広島 ( 2025年5月30日    マツダ )

<広・神>力投する村上(撮影・平嶋 理子)
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 阪神は30日、広島戦に5―2で勝利し、首位を堅守した。先発の村上頌樹投手(26)が7回3安打1失点の快投で両リーグ単独トップの7勝目をマーク。早くも昨季の勝ち星に並ぶだけでなく、昨季11敗のうち5敗を喫していた広島相手に今季2勝目と進化を見せつけるパフォーマンスで、チームの再加速に弾みをつけた。

 大いに沸く敵地をよそに、村上の心は“凪(なぎ)”のごとく一切揺らがなかった。

 「もう取られた点は返ってこないので。ここから0を貫いていけば(打線が)追いついてくれたり、逆転するかなと思って投げていました」

 2回1死から坂倉、モンテロに2者連続二塁打を浴びて先制点を献上した。しかし、背番号41は次のアウトを着実に奪っていくことで傾いた流れを引き寄せた。3回2死で小園に四球を与えたのを最後に7回1死まで打者11人連続アウト。昨季の対戦打率・417の秋山、同・500の末包も計6打数無安打に封じ「打たれると勢いに乗るかなと思ったので、抑えられて良かった」と勝因に挙げた。

 敵地マツダスタジアムは自身初の開幕投手を務めた3月28日の広島戦以来。あと1死で完封を逃したものの、この時に手にした価値ある1勝が白星量産につながっている。5月上旬のある日、本音を明かした。

 「最初の登板で勝てて、めちゃめちゃ落ち着いたっすね。勝ち付くのと付かないとでは全然違いますし、良いピッチングして負けが付いたら精神的にはしんどいですし。そういう試合がバババって続いたらもっとしんどくなってきますしね」

 1軍のローテーションを担って3年目。先発投手にとってのシーズン初勝利の大きさを身をもって実感した。

 「それが開幕戦の特別なところで勝てたのも凄く良かったと思いますね。貯金からスタートできてる。負けても次は1勝1敗と考えられますしね。その分余裕を持ってその後の試合も投げられた」

 1勝目からハイペースに積み上げた勝ち星は両リーグトップの7勝目で、早くも昨季に並んだ。24年は5敗(2勝)を喫していた広島にも4試合に登板して2勝目(1敗)と進化もにじむ。いずれも森下との息詰まる投げ合いで、1勝先行した。

 「昨年と同じ7勝目になったのでここからはどんどん伸ばしていきたい。勝てているのは野手の方が打ってくれているおかげなので、投打がかみ合うようにこれからも自分が抑えて投げていきたい」

 立ち止まることなく、村上は次の1勝をつかみにいく。(遠藤 礼)

 ○…村上(神)が両リーグ単独トップの7勝目。今季10試合目の登板で早くも昨季の勝利数に並び、キャリアハイの10勝を挙げた23年の7勝目=14試合目も上回るペースだ。阪神の投手で5月までに7勝は18年メッセンジャーの7勝以来7年ぶり。日本投手では04年福原忍の7勝以来21年ぶり。

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