日本ハム・達 覚醒1勝 就任初年度ドラ1指名の新庄監督「目がいいんじゃないですか」 6回1失点

[ 2025年5月5日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム3-2西武 ( 2025年5月4日    エスコンF )

<日・西>力投する先発の達(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 確かな手応えが残る右手を小さく握りしめた。3―1で迎えた5回1死二塁。日本ハム・達は、古賀悠を149キロ直球で見逃し、滝沢は140キロフォークで空振りの連続三振に仕留めると感情をあらわにした。6回85球を投げ、4安打1失点で今季初先発初勝利。覚醒を予感させた。

 「三振を取りにいって取れたので、うれしかったですね。ここ(1軍)で得たものもあるような気がします」

 この日最速153キロの直球を主体に、外崎のソロによる最少失点で、3回以降は三塁を踏ませなかった。1メートル94の長身から角度あるボールで圧倒し、2位再浮上に導いた。21年ドラフト1位指名で、就任初年度の新人だった右腕の活躍に新庄監督も「めちゃくちゃ成長していますよ。目がいいじゃないですか」と手放しで喜んだ。

 昨年12月に米国で自主トレを実施。現地での動作解析など以上に学びを得たのが、エンゼルス・菊池と過ごした時間だった。友人を通じて実現した会食で「仮に最速が158キロだったとしよう。1球投げられるということは、100球投げられると思い込むんだ」と金言を授かった。「僕にその発想はなかった。その話を聞いた後から最速に近いボールを何球も投げられる気がした」と達。今季は自己最速を4キロ更新する156キロを計測し、菊池の言葉が間違いなく成長を後押しした。

 「ファームのここ2試合はフォークで空振りを取れず、不安だったのが正直なところ。ピンチの場面で気持ちを入れて腕を振ったら感覚が良かった」と笑った21歳。出場選手登録を外れて次回登板に備えるが、大航海の完結に欠かせない才能が芽を出し始めた。(清藤 駿太)

続きを表示

「日本ハム」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年5月5日のニュース