オリックス・平野 「みんなが一緒につくったもの。僕一人ではできないこと」感謝のNPB通算250S

[ 2025年4月4日 05:45 ]

パ・リーグ   オリックス3ー2ロッテ ( 2025年4月3日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>NPB通算250セーブに到達した平野(撮影・西川 祐介)
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 オリックスのレジェンド右腕が、また一つ偉大な記録を打ち立てた。平野が1点差の9回を締め、史上4人目のNPB通算250セーブを達成。照れ笑いを浮かべながら、記念のボードを掲げた。

 「一昨年の(日米通算)250の時は凄く感慨深かったですけど、きょうはもうただの1セーブとしか思ってない。でも、こうやってみんなに喜んでもらえたのは、素直にうれしい」

 2死から四球と安打で一、二塁を招くも、最後は相手のドラフト1位・西川を宝刀・フォークで空振り三振に仕留めた。12登板にとどまった昨季からの巻き返しを期す今季。「普通にやっていたらダメ」。新球ツーシームの習得に取り組むなど進化を追い求める中、周囲への感謝が口を突いて出た。

 「辛抱強く使ってくれた監督、コーチ、トレーナー、野手のみんな、ファンや家族みんなが一緒になってつくったもの。僕一人ではできないこと」

 日米通算250セーブをはじめ、21年からの3連覇、日本一も経験。そんな41歳のリーグ最年長投手を突き動かす原動力は意外にも「貧乏性」だという。

 「引退した後にどうなるかなんて何も分からないし、決めていないので。子供もまだ小さいし」。そう笑いながらも続けて強調したのが、オリックスに対する感謝の思い。20年オフ、コロナ下で所属先が決まらない中、真っ先に手を挙げてくれたのが17年まで在籍した古巣だった。

 「オリックスみたいに必要としてくれる場所がある限り、体が動く内は投げ続けたい」

 05年ドラフト同期の岸田監督は「信じて見ていました。本当に凄い数字だと思います」と最敬礼だ。3連勝で試合のなかった日本ハムに並ぶ首位タイ。「巡り巡ってそうなったのは、何かあるのかなと。チームを勝たせること、それだけなので」と平野。大きな節目を通過点に、マウンドで躍動を続ける。 (阪井 日向)

 ≪鳥羽高時代の恩師・卯瀧逸夫氏も偉業を祝福≫
 鳥羽高(京都)時代の恩師である卯瀧逸夫氏(75)が、教え子の偉業を祝福した。

 「何とも言いようがないぐらい、うれしいですね。これだけ長い間やるとは思っていませんでした。よう頑張っていると思います」

 高校3年間で一度も背番号1を背負うことはなかったが、当時の野球に対する取り組みを振り返り、目を細めた。「謙虚な子でしたよ。練習の姿勢だったりを含めて、真面目な子でした。メジャーにも行きましたし、(記録は)やっぱり彼の努力のたまものじゃないですかね」。卯瀧氏は現在加齢の影響もあって目がほとんど見えない状況で、平野本人もそのことを認識している。恩師は「ニュースや記事を通して、見守らせてもらえたら」と金字塔を称え、さらなる活躍に期待を寄せた。

 ≪699試合目は最も遅いペース≫○…平野(オ)が3日のロッテ戦で今季初セーブを挙げ、史上4人目のプロ野球通算250セーブを達成した。初セーブは10年7月28日の日本ハム戦。日米通算では258セーブ目。41歳0カ月、699試合目での到達は最年長かつ最も遅いペースとなった。40歳の誕生日を迎えて以降は8セーブ目で、斎藤隆(楽)を抜いて最多。

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