【関西六大学野球】京産大・田村剛平 高校3番手投手からプロ志す最速151キロ右腕

[ 2025年4月4日 09:00 ]

京産大・田村剛平
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 関西六大学野球連盟の春季リーグ戦は5日、GOSANDO南港野球場で開幕する。大商大はリーグ新記録更新の7連覇を目指し、投打に充実。そんなディフェンディング・チャンピオンを目下5季連続2位の大経大を筆頭とした他5大学が追う。常勝軍団が王座を守るのか、それとも新王者が生まれるのか――。全国切符をかけ、意地と意地がぶつかる戦いが幕を開ける。(取材=河合 洋介)

 京産大の命運は、絶対的エースの田村剛平(4年)にかかっている。1メートル81の長身から最速151キロの速球を投げ下ろす本格派右腕。プロ注目投手として真価が問われる春に向けて「相手を圧倒できる投手になって優勝したい」と意気込んだ。

 昨春に先発6試合で2勝1敗、防御率0・85(42回1/3、自責4)と才能が花開いた。ただし、高校時代は報徳学園(兵庫)で3番手の無名投手だった。報徳学園中でも軟式野球部の控え内野手。「高校も軟式のままでいいかな…」と悩むほどに自信を持てなかった。

 高校ではU15日本代表など逸材がそろっていた。一方、自身は細身の目立たない投手で「底辺からのスタートだった」と振り返る。それが高校3年間で身長が約10センチ伸び、体重も約15キロ増。すると直球の威力が増し、最速143キロを計測した。「当時の目標はエースではなくベンチ入り。緑とクリーム色のユニホームを着たかった」。2年秋から念願のベンチ入り。高校卒業まで控え続きの野球人生でも、次第に光が当たるようになった。

 一歩ずつ成長する姿を見た報徳学園の大角健二監督から伝えられた。「お前は、もっともっと先のステージで野球を続けていかなあかん選手なんやで」。その見立て通り、大学でも順調な成長曲線を描いてきた。昨秋に151キロを計測するなどリーグ戦通算5勝。地道な肉体強化が実を結び、大卒でのプロ入りも視界に入ってきた。

 「プロを目指して頑張ります」。18年秋以来12季ぶり(20年春除く)の優勝へ、平野佳寿(現オリックス)、北山亘基(現日本ハム)らが築いてきた本格派右腕の系譜を継承する一年にする。

 ◇田村 剛平(たむら・ごうへい)2003年(平15)8月30日生まれ、兵庫県宝塚市出身の21歳。小2からすみれガ丘スターズで野球を始めて投手。報徳学園中では軟式野球部に所属。報徳学園(兵庫)では2年秋から背番号11でベンチ入り。京産大では1年秋にリーグ戦初登板。50メートル走6秒5、遠投100メートル。1メートル81、84キロ。右投げ右打ち。

 ▼京産大・炭山和輝監督(今年2月に就任し)選手の取り組む姿勢を一番に見ていきたいと伝えた。攻撃力が課題ではあるが、投手を中心とした守り勝つ野球を目指す。投手は田村を中心に4年生の由上、二宮の台頭にも期待している。

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