大谷、ベッツ、フリーマンらドジャースは結果に動じない “常勝軍団”たるゆえんは「心」にあり

[ 2025年4月4日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース6―5ブレーブス ( 2025年4月2日    ロサンゼルス )

ブレント・ウォーカー・メンタルスキルコーチ(右)

 【ヤナギタイムズ】日本ハム時代の13年12月から大谷を本格取材し、TBS系情報番組「ひるおび」「ゴゴスマ」などに随時出演する本紙MLB担当・柳原直之記者(39)の連載コラム「ヤナギタイムズ」。ドジャースのメンタルスキルコーチを任されるブレント・ウォーカー氏を直撃し、大谷の驚異的な勝負強さの秘訣(ひけつ)などに迫った。

 ドジャースにはメンタルスキルコーチと呼ばれる役職がある。ポストシーズンを含め全試合、チームに同行し、毎日のように選手と1対1の話し合いの場を持つ。もちろんミーティングで選手の前で話すこともある。

 コロンビア大でスポーツ心理学の博士号などを取得し、21年からド軍でその要職を担うブレント・ウォーカー氏は「時には私が見ているものを選手に伝えたり、選手が私にヒントを探しに来ることもある」と説明する。好結果を生み出すには技術、体力と同様にマインドセット(心の在り方)が大事と説く。

 そんなウォーカー氏が一目置くのが大谷だ。「翔平は毎日、同じルーティンを守り、決してそれを崩さない。自分が成し遂げたいことのために、やるべきことに集中している」。例えば凡退した野手や乱調だった投手がベンチで感情をあらわにするのは珍しくないが、大谷の振る舞いは変わらない。「結果が悪くても良くても、毎回全く同じ方法で臨む。ベンチに戻ってきても(感情は)変わらない」。一喜一憂せず、客観的に自身の状態を分析。圧倒的に冷静なマインドセットが好結果につながっているとした。

 無論、12年連続ポストシーズン進出中のド軍では、このマインドセットがうまい選手が多い。1日に逆転2ランを放ったベッツは毎日、試合前に内野ノックを受け、フリーマンは右足首痛を抱えている状況でもグラブさばきのルーティンだけは欠かさない。ウォーカー氏は「若い選手は(メジャーに)昇格してくると、自分はここで通用するのかと悩むことがよくあるが、ベテランたちは違う。何をすればうまくいくのかを理解し、自分のアプローチと得意なことを貫くように努めるだけだ」と説明する。開幕8連勝中、6度の逆転勝ちは偶然ではない。

 どんな場面でも自分のやるべきことに集中しているからこそ、打てる。そして抑えられる。そんな最強チームで、大谷はマインドセットでも、チームをけん引している。

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