巨人のドラフト1位・石塚が卒業式 泣かせた男とのコーヒーの約束はプロの世界でも

[ 2025年3月10日 17:19 ]

<花咲徳栄卒業式>卒業証書を手に笑顔で肩を組む石塚(左)と生徒会長の山田さん(撮影・尾崎 有希)
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 巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手(18=花咲徳栄)が10日、高校の卒業式に出席。学びやを背に「(1軍出場は)必ず達成したい目標。その先、一歩一歩の積み重ねだと思うので、まずはその目標をしっかり達成したい」と改めて誓いを立てた。

 その背中を見て自然と涙があふれた。「自分たちの代の生徒会長が野球部の子だった。控えだったんですけど、本当に野球の応援を1番精力的にやってくれた子で、その子が元生徒会長としての答辞の場面で思い出すものがいろいろあって、ウルっときちゃいました」と振り返ったのが卒業生代表の答辞の場面。今年、大役を担ったのが野球部の仲間でもあり元生徒会長の山田勘太郎さんだった。強豪・花咲徳栄でのベンチ入りはかなわなかったが、3年間ひたむきに野球に向き合ってきたことは誰もが知っていた。だからこそ山田さんが「3年間そばにいて、ともに歩んできた仲間たち、本当にありがとう」と語る背中を見て多くの部員が涙していた。

 石塚と山田さんは私生活から仲が良かった。2年生から同じクラスになると、石塚が本塁打を打った後にはいつもスターバックスを1杯プレゼント。「この約束をしてから急に打つようになって。この大きな体に少しは貢献してますよね」と笑った山田さん。ドラフト1位と記念写真を撮ろうとできた長蛇の列を眺めながら「本当に凄いやつですよね。でも練習も誰よりもやっていたので不思議ではありません」とうれしそうに眺めていた。

 石塚は卒業式が終わればまた、プロとしての生活に戻る。「本当に自分を成長させてくれた大切な場所なので恩返しできるように頑張っていきたい」。この日こみ上げてきた熱い思いを胸に、プロでもきれいな放物線を描く。そしてきっと、約束のコーヒーが届けられるはずだ。

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