近江・多賀監督「私が一番の山田ファン」「校歌のときにあの世に行っても…」退任会見、最後の多賀節披露

[ 2025年3月10日 19:40 ]

退任会見を開き、同校OBで元日本ハム・村西辰彦さん(左)と元オリックス・島脇信也さん(右)からサプライズで花束を贈呈された近江・多賀監督(撮影・河合 洋介)
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 甲子園に春夏通算23度出場した近江(滋賀)の多賀章仁監督が10日、彦根市内の同校で退任会見を開いた。

 89年4月に就任して監督歴36年。01年夏、22年春の準優勝など甲子園通算28勝を誇り、植田海(現阪神)、林優樹(現楽天)、土田龍空(現中日)、山田陽翔(現西武)ら多くのプロ野球選手を育成することで滋賀の野球振興にも大きく貢献した。

 以下は、多賀監督との一問一答。

 ――指導を振り返って。
 「甲子園は、何としても行きたいと思わせてくれる、かけがえのない、本当に宝物のような場所だった。甲子園で28勝を挙げられたことは奇跡だと思う。校歌を歌うときのあの気持ちは、そのままスルッとあの世に行っても悔いはないと思える一瞬だった」

 ――完全燃焼か。
 「あと2勝したかったのが正直な思いですけど、28勝もできて、こんな幸せなことはないです」

 ――今後の近江への期待は。
 「これからの指導は、生徒がどうなりたいか、どういうチームにしていきたいか、正しい方向に導いていくことが大事だと思う」

 ――監督としての信条は。
 「平安高校時代に3度の監督交代を経験し、明日から監督が代わるから…ということもあった。高校生ながらに、生徒を無視した形はどうなのかと思った。どこまでいっても主役は高校生。特に最後の方は自分が前に出たらアカンと思い、主役の彼らをその気にさせ、生徒主体でできるチームづくりを念頭に置いてやってきた。自分の思いを押しつけないことが大事。それが行き過ぎてしまうと絶対にダメやと思います」

 ――教員でもあった。
 「野球部は学校の中の特別な存在でないといけない。それが野球部の意義だと思う。どんな仕事にも言えるが、一番大事なのは、愛情、情熱、熱量。そういうところを見て人は感動する。(22年春選抜準優勝の)山田を見ているときは、自分が山田の最大のファンでいた。今日はどんな試合をしてくれるのかなと思っていた」

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