「スーパーマンに最も近い存在だから…」“投手・大谷”調整ペースダウン ロバーツ監督「簡単でなかった」

[ 2025年3月10日 08:37 ]

試合後の囲み取材に応じるデーブ・ロバーツ監督(撮影・柳原 直之)
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 ドジャースデーブ・ロバーツ監督(52)が9日(日本時間10日)、アスレチックスとのオープン戦後に取材に応じ、大谷翔平投手(30)の投手としての調整をペースダウンさせた理由について語った。

 大谷はこの日、2月25日(同26日)のブルペン入り以来、12日ぶりに平地ながら座った相手に投球練習を行った。

 キャンプ中のライブBP(実戦形式の打撃練習)登板プランもあったが、2月25日を最後に見合わせているブルペン投球について今キャンプ中は行わない方針で、18、19日の日本での開幕シリーズ・カブス戦を終え、米国に帰国した後、本格的なブルペン投球再開となる見通しだ。

 ロバーツ監督は投手としての調整がペースダウンとなった理由について「試合での負荷が増してきたため、肩の手術の影響も考慮して、無理をさせないようにした」と説明。「ブルペンでの投球なども含めて慎重に進めている。シーズンの中盤、そして特に終盤に向けて万全の状態で投げてもらうことが最も重要なので、その方針は変わらない」とあくまで今季中盤以降に投手復帰して活躍してほしいと語った。

 大谷はこれまで少々無理をしてもプレーを続行する“鉄人”ぶりを見せてきた。ペースダウンするよう説得することは「簡単ではなかったですね。多くのアスリートは“自分はスーパーマンだ”と思っているものだが、彼は実際にスーパーマンに最も近い存在だから」と一筋縄ではいかなかったと回想。「でも、我々のメディカルスタッフやパフォーマンスチームを信頼してくれているし、彼自身もチームと一緒に進んでいるという意識を持っている」とチーム全体としての方針であると大谷が理解してくれたと語った。

 昨年は3月の韓国で開幕戦直後に水原一平通訳の違法賭博問題が発覚。大谷自身も公私で騒がれることとなったが「彼は素晴らしいシーズンを送ったし、プライベートでの困難をうまく切り分けながらプレーに集中できる選手だと改めて感じた」とロバーツ監督。「彼はこの1年で大きく成長し、英語もかなり上達した。周囲と積極的にコミュニケーションを取るようになり、スタッフやチームメイトともより打ち解けている。彼が“自分自身の力で進んでいる”というのが伝わってくる」と目を細め、1年での成長ぶりを喜んだ。

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