ソフトバンク・城島CBO 大激戦の正捕手バトルを勝ち抜くヒント示した“小久保監督を知れ”

[ 2025年2月13日 05:00 ]

<ソフトバンク宮崎キャンプ>  正捕手争いについて語った城島CBO  (撮影・成瀬 徹)   
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 レジェンドOB捕手からの金言だ。ソフトバンクの城島健司チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO=48)が12日、大激戦の正捕手バトルを勝ち抜くためのヒントを示した。自身の現役時代の経験をもとに、監督の野球観を知り、何を求められているかを理解することが重要だと強調。現在はB組(2軍)を含めて誰にでもチャンスがある状況だとし、巨人にFA移籍した甲斐の穴を埋める捕手の台頭に期待を込めた。

 城島CBOが「みんなにチャンスがある」とフラットな視線で見守るポスト甲斐を巡る争い。日本人捕手として初めてメジャーに挑戦し、日米通算1785試合に出場したかつてのスーパー捕手が、正捕手を目指す上で必要なポイントを示した。

 「彼らは監督が何を好むかを探っていかないといけないですよね。どういう野球をしたい監督で、自分に何を望んでるのか。まずは監督を知らないといけない。僕は少なからずどのチームでもそうしていました。捕手というのは“監督のお守り”みたいなものだから」

 フィールド上の指揮官とも言われるポジションを担う上では監督の考えを理解し、扇の要を託される存在になる必要がある。例えば投手交代の考え方を熟知していなくては、試合トータルでの組み立ては難しくなる。「投手とのコミュニケーションといっても、まずは監督を知って、使ってもらわないことには何もできない」と力説した。

 配球については「投手に教わればいい」と続けた。自身は95年に1軍デビューを果たしたが、当時エースだった工藤公康氏から叱咤(しった)を受けながらリードを学んでいった。「誰だって最初は経験がない。投手だって次も組むなら教えてやろうかとなってくる。僕らは投手とのコミュニケーションはそうやって覚えていったので」と振り返った。

 ポスト甲斐の争いはA組(1軍)の選手だけではなく、B組(2軍)の選手にもチャンスはある。育成3位で入団した強肩強打が売りの大友を「現場からの評価も凄く高いですし、スカウトからの評価も高い。(今年)26歳なので、うちの組織で育てるというよりも即戦力として今1軍にいる4人や嶺井と勝負させたい選手ですよね」と評価。正捕手バトルはさらに激しくなる。

 「僕も拓也(甲斐)も野村(克也)さんも、1回目から経験がある人はいない。海野がリードしてるのは(昨季の)50試合なので。その点で言えば横一線ですよ」。不動の正捕手が抜けて生まれた新たな動き。競争はまだ始まったばかりにすぎない。 (木下 大一)

《昨季は海野が甲斐に次ぐ38試合先発マスク》 ○…ソフトバンクの先発捕手は17~24年と8年連続で甲斐(現巨人)が最多だった。その間の2番手の捕手をみると、高谷(現1軍バッテリーコーチ)が17年から現役最終の21年まで務めた。以降は若手がチャンスをもらう試合が増え、22年は海野が11試合、渡辺が7試合にスタメン出場。23年はFAで加入した嶺井が9試合、谷川原が4試合で先発。昨季は海野が38試合、谷川原が3試合で先発マスクをかぶっている。

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