広島・矢野「誰にも負けたくない。少しでも差を広げたい」正遊撃手へ地歩固め

[ 2025年2月8日 05:45 ]

広島・矢野
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 広島・矢野雅哉内野手(26)が7日、宮崎・日南春季キャンプの休日を返上し、天福球場でティー打撃に汗を流した。トレーニングに訪れた秋山翔吾外野手(36)に助言を求め、即席塾が開かれる場面も。昨季のゴールデングラブ賞受賞に慢心せず、正遊撃手として地歩を固めたい5年目。「誰にも負けたくない。少しでも差を広げたい」と言葉に力を込めた。

 キャンプ地の日南・天福球場。矢野は、右中間後方にある雨天練習場でバットを振り込んだ。ティースタンドにボールを置いてはスイングを繰り返し、散乱する打球をまた自身の手で拾い集める。今キャンプ初の休日を返上し、自主練習に励んだ。

 「実力で勝負しないといけない。誰にも負けたくないし、他の選手と少しでも差を広げたいので来ました」

 目的はあった。第1クール終盤からシート打撃など実戦形式の練習が組まれ、投手の生きた投球に体が早く開いてしまう。結果、打球にドライブがかかる傾向があった。ティー打撃を繰り返し、体の使い方を確認することで修正法を見つけた。

 「左足が回るのが早い。軸を回すのをもう少し遅らせたら、体の開きも抑えられる…と気付くことができた」

 トレーニングに訪れた秋山にも確認。同じ左打者として助言を求め、開かれた即席塾で意を強くした。「秋山さんにも“左足の回転が早い気がする”と言っていただき、自分の考えと一致した。(第2クール初日の8日より)一日早く聞けてよかった」とほほ笑んだ。一方の秋山は現状を説明した。

 「聞かれたので答えただけ。僕だったら、こういうふうに修正するかな…と。出てもいい打球と、出てほしくない打球が分かっていないと、修正にならない。打撃に関しては彼、質問内容が変わってきていると思う」

 一日半ドンがあったとはいえ、キャンプ第1クールは6勤。ベテランを除く野手には、春としては異例のロングティー打撃、連続ティー打撃がメニューに連日組まれており、新井監督は「明日(7日)はしっかり休めよ」と声掛けしていた。

 「12月、1月はマジで(バットを)めっちゃ振ってきたんで、全然しんどくない。全然大丈夫です」

 重さ1キロのマスコットバットで、1日約1000の振り込みを課したオフ。体力はもちろん、スイングスピードも格段に上がった。球界屈指の堅守を誇る矢野、打撃により磨きをかければ正遊撃手として視界が広がる。 (江尾 卓也)

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