巨人・井上温大「なんとか後ろのピッチャーにつなごうと」必死の思いで5回完全 流れ変える快投

[ 2024年10月19日 22:32 ]

セCSファイナルステージ第4戦   巨人4―1DeNA ( 2024年10月19日    東京D )

セCSファイナルS<巨・D(4)>試合後、ファンと喜び合う井上 (撮影・西川祐介)
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 巨人の5年目左腕・井上温大投手(23)がクライマックスシリーズ(CS)初登板初先発となった一戦で快投を披露。崖っ縁のチームに待望の白星を呼び込んだ。

 戸郷、菅野、グリフィンを先発投手に立てながら3位・DeNAにまさかの開幕3連敗。この日も敗れればCSで一度も白星を挙げられずにセ・リーグ王者が日本シリーズ進出を逃すという屈辱にまみれることになるところだった。

 だが、巨人では今CS4戦目にして初めて初回を3者凡退に仕留めると、その後も力強い直球とスライダー、フォークボールで3者連続三振を奪うなど走者を許さない。

 それでもCS開幕3試合でわずか2得点の貧打にあえぐ打線は4回、岡本和の併殺打の間に1点先制したが、援護はそれだけ。相手先発右腕・ジャクソンとの投手戦が続くなか、わずか一球の失投で追いつかれた。

 1―0で迎えた6回、先頭の森敬はツーシームで3球三振。だが、続く8番・戸柱に2ボールから投じた3球目の148キロ直球が真ん中に甘く入り、これを右翼スタンドに運ばれた。1―1の同点。後続は打ち取り、それ以上の得点は許さなかったが、その裏の先頭で打席が回ると、代打・佐々木が起用されて降板となった。

 しかし、この力投に野手が応えた。7回に足を絡めた攻撃で勝ち越し、一挙3得点。そのまま逃げ切った。

 試合後、笑顔でお立ち台に上がった井上は「いやもう本当に一球一球集中して、なんとか後ろのピッチャーにつなごうと思って投げました」と振り返り、「岸田さんも凄い強気なリードをしてくださったり、野手の皆さんも凄い気迫を持ったプレーをしてくれて、凄い自分に勇気を与えてくれました」とコメント。

 追いつかれて降板したが、その後にベンチで味わったチームの雰囲気についても「最高です」と言い切った。

 勝利投手はケラーに譲ったが、まさに流れを変える快投。今後に向けて聞かれると「次もなんとかチームの勝利にきょうけん(貢献)して…」と“甘噛み”してスタンドをなごませつつ「日本シリーズ行けるようにチーム全員で頑張りますので応援よろしくお願いします!」とファンに人気の可愛らしくて甘い声と笑顔を振りまいていた。

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