【阪神・藤川新監督 語る】SNS閉鎖の理由「没頭する機会をもらえたので」「まず自分が集中」

[ 2024年10月15日 16:57 ]

就任会見を終え、笑顔でポーズを決める藤川球児新監督(撮影・平嶋 理子)
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 阪神は15日午後、大阪市内で第36代監督として藤川球児氏(44)の就任会見を行った。現役時代は火の玉ストレートで阪神の守護神として君臨、引退後は球団本部付スペシャルアシスタント(SA)として活動していたが、岡田彰布前監督(66)の後継者として球団創設90周年となる来季の指揮を執る。背番号は「22」。会見後の囲み取材では約20分間、報道陣の質問に応じた。以下は一問一答。

 ――SNSをやめた。
 「これだけプロがいますから。あと本当に私としてやっていたんですけど、ここにきたら私はないので。やっぱり24時間もしかしたら監督としてやっていくことになるだろうし、今までの方を見てもみんなそういう姿があって。監督でも(ユニホームを)脱いだら少しフラっと柔らかくなる瞬間があったりとか、正直必要がないというか、没頭したいというのが、没頭する機会をもらえたので、僕が真っすぐぐ、わーと入り込まないと選手たちもぼやけてくるので、そこにまず自分が集中する。わがままじゃないよ」

 ――呼ばれ方は「監督」。
 「そうですね。そうじゃないとおかしいですよ」

 ――球児さんと言う人も。
 「しばらく考えたんですけど、例えば球団の携帯と持ち分けたりとか。でも、僕が使い分けられても無理だと思います。現役の選手って若いし、僕が28~30で気持ちが熱い時に話を聞いてほしい時に『え、違うじゃん』という表情に、やっぱり。文化が違いますよ。アメリカと。アメリカは敬語がないので。持ってきていい部分と受け入れられづらい、難しいですよ。言葉の表現方法もそうだし。だから、僕は全然、人は置いてきました」

 ――矢野監督は「矢野さんでもいい」と。
 「矢野さんは優しかった。そういう考え方の監督さんであって、たくさんの選手も出てきたし。ただ、僕としてはそこから成熟してきている選手だし、次の世代もあるけれど。僕の他にもコーチがたくさんいたり、2軍監督がいたり。たくさんそういう場所はあると思うので、お前たちの仕事だとプレッシャーをかけておかなければ、十分そういう関係性を築ける。僕じゃなくてもいいのかなと」

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