もしや、なんでもできちゃうの?巨人・浅野翔吾が初球でプロ初犠打成功「高校の時もしたことなかった」

[ 2024年9月16日 18:39 ]

セ・リーグ   巨人7―1中日 ( 2024年9月16日    東京D )

<巨・中>6回、浅野はバントを決める (撮影・西川祐介)
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 巨人の浅野翔吾外野手(19)が16日の中日戦(東京D)でプロ初となる犠打を初球で決める器用さを見せた。

 プロ初の「5番・右翼」に入り、25試合連続今季27度目の先発出場。2―1で迎えた6回、先頭の吉川が2戦連発となる5号ソロを放って3―1とし、岡本和が四球で歩いて無死一塁となった場面で浅野が第3打席に入った。

 すると、相手先発右腕・松木平が投じた初球の外角カットボールをセーフティー気味に三塁線へ送りバント。きっちり岡本和を進めて1死二塁とすると、オコエに適時二塁打、岸田にも適時打が出てこの回一挙3点を加える大きなイニングとなった。

 高松商(香川)時代に超高校級スラッガーとして鳴らし、高校通算68本塁打を誇る浅野。プロ通算53試合150打席目で決めた初犠打だった。

 試合後、初の5番起用については「いろんな打順を打たせてもらっているので、気持ちの変化はなかったですね」とした浅野。

 送りバントについては「高校の時もしたことなかったので緊張しましたけど、ヨッシャーと。練習も一塁側でいつもやっているので、練習の通りできました」と振り返り、得点にもつながったことに「うれしかったですね」と素直に喜んだ。

 7回には2死一塁で入った第4打席で相手2番手右腕・フェリスの外角低め147キロ直球を右翼線にポトリと落とす二塁打を放って二、三塁とチャンス拡大。オコエの中前2点適時打で7点目のホームも踏んだ。

 プロ2年目、19歳で体験している優勝争いだが、これで自身は3試合連続安打に。

 「優勝したいという気持ちはありますし、この経験は絶対に生きてくると思うので、目の前の試合を1試合1試合勝てるように。自分が打つ、打たないよりもチームが勝つことを考えてやっていければ」と、この日のコメントもやっぱり頼もしかった。

 ▼阿部監督 5番目のバッターなんでね、バントはやらせようと思ってたんで。しっかりね、そこも応えて決めました。

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