「お気に入りの選手の1人」青木宣親メジャー1年目に監督務めたド軍幹部が引退労う 大谷との共通点も紹介

[ 2024年9月14日 08:36 ]

ドジャースのロン・レネキーGM特別補佐(撮影・柳原 直之)
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 メジャーの指導者も功績をねぎらった。

 今季限りでの現役引退を表明したヤクルト・青木宣親外野手(42)がメジャー移籍1年目にブルワーズで指揮を執ったドジャースのロン・レネキーGM特別補佐(68)が13日(日本時間14日)、教え子に惜別の言葉を贈った。

 レネキー氏は青木がメジャー1、2年目の12、13年にブ軍で監督を務めた。教え子のユニホームを脱ぐという決断を知り「42歳までプレーしたのか。信じられない」と驚きとともに、長いプロ野球人生に労いの言葉。

 さらに「ノリ(青木)のことを考えると、私は笑顔になる。彼は私のお気に入りの選手の1人」と懐かしみ「グラウンドでの活躍だけでなく、彼の人柄もとても楽しかったです。私はいつも気分が良かった。彼は選手としていつも一生懸命だった。彼は試合に勝つためにあらゆる小さなことをしてくれました。四球をたくさん選び、盗塁し、タフでヒットを打ってビッグイニングをつくり、守備も上手だった。彼はあらゆる準備に優れた選手の1人だった」とプレースタイル、人柄が素晴らしかったと振り返った。

 その上で「私は彼が野球界に留まってくれることを願っています」と今後への願望も語り「彼が監督になりたいのであれば、素晴らしい監督になると思います」と良い指導者になるのではと太鼓判を押した。

 レネキー氏は「いつか彼に会いに行けるといいなと思う」と教え子との再会を待ち望み「私はこの秋の『プレミア12』で米国代表に関わります。メキシコでのオープニングラウンドを勝ち抜いて、東京でスーパーラウンドをプレーできるといいなと思っている。もしそうなったら、彼に電話するつもり。彼に会いたいから」と今秋に会える可能性があると胸を弾ませた。

 そして、最後に「“おめでとう”と言いたい。彼は日本であれほど活躍できるほど素晴らしいキャリアを積んできた。米国に来て活躍し、日本に戻っても活躍した。彼の活躍を心からうれしく思う。彼があれほど長い間プレーできたことを嬉しく思う。素晴らしいキャリアだった」とねぎらった。

 また、大谷翔平との違いについて「彼らは完全に違う」としながらも「彼らが似ているのは、彼らはいつも良い雰囲気を醸し出し、いつも笑顔です。そして彼らは私たちの誰よりも一生懸命に努力する。おそらくこの2つだけが似ていること」とチーム内の雰囲気を良くする点、努力を惜しまない点は2人に共通していると語った。

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