巨人・阿部監督「そんなに簡単にはいかないよってね、野球の神様が言ってるんじゃないですか」

[ 2024年9月14日 21:23 ]

セ・リーグ   巨人1―4ヤクルト ( 2024年9月14日    東京D )

<巨・ヤ>6回、ベンチ前で渋い表情の阿部監督(撮影・光山 貴大) 
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 4年ぶりVを目指す巨人は、前夜の神宮から東京ドームに舞台を移した変則2連戦で最下位のヤクルトに痛恨の2連敗。この日の広島戦にサヨナラ勝ちした2位・阪神に2ゲーム差と迫られた。

 先発左腕・井上は4回に2点先制を許して5回5安打2失点で降板。0―2で迎えた6回には2番手右腕・船迫が1死からいずれも真ん中付近へ入った初球を村上、オスナに2者連続本塁打された。

 打線は7安打のヤクルトを上回る10安打を放ったが、得点は0―4で迎えた7回に坂本の左前適時打で奪った1点だけで、10残塁という拙攻。6回には2死から大城卓が四球で出塁し、続く浅野が中越え二塁打したものの、一走・大城卓が本塁憤死となって無得点に終わった。

 阿部慎之助監督(45)との試合後の主なやりとりは以下の通り。

 ――序盤、チャンスを生かせなかった。
 「そうだね。あそこで1点でも取れていればね…何らかの形で、また変わったんだろうけどね」

 ――結果論だが、岡本和に一本出ていれば。
 「そうね。うん、まあ力んでるんだよ、打ちたいから。そうやって思っておいてあげて」

 ――井上の5回2失点について。
 「う~ん、まあそうだね。まあまあかなと思ったんだけどね。ベースカバーに行けたから80点だって言って」

 ――投げ終わったあとにベンチで声をかけていた。
 「そうそう、それを言いに行った。ゲームはある程度つくれたし、ベースカバーもできたから、きょうは80点だって言ってね」

 ――71球で降板。次も見据えてのことか。
 「いや、もうなんとかあのクリーンアップを抑えたかったんでね、うん。船迫をいったんだけどね…」

 ――堀田が2回を好投。
 「そうだね、頑張ってくれた」

 ――下位チームに落とす試合が多い。
 「いや、もうそんなに簡単にはいかないよってね、野球の神様が言ってるんじゃないですか。優勝する時って、どこもそうですけど、多分、苦しむんですよ。多分ね。いま、みんな必死にもがいているところなので。今日は今日、明日は明日でやっていくしかない。以上です」

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