ガクト様~!!!巨人・若林楽人がV弾含む3打点「切れないでくれと思いながら走りました」 阿部監督絶賛

[ 2024年7月21日 17:10 ]

セ・リーグ   巨人4―1中日 ( 2024年7月21日    バンテリンD )

<中・巨>移籍後初本塁打を放った若林はファンの声援に応える (撮影・西川祐介)
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 巨人の若林楽人外野手(26)が21日の中日戦(バンテリンD)で「6番・左翼」に入り、6試合ぶりの先発出場。5回に移籍後初本塁打となる決勝2ランを放つなどチームの全4得点中3点を一人で叩き出し、チームの778日ぶり貯金8に大きく貢献した。

 まずは0―0で迎えた5回だった。先頭の5番・大城卓が左翼線を抜ける単打で出塁し、無死一塁で入った第2打席だ。

 相手先発左腕・松葉が投じた初球、真ん中低めチェンジアップを完璧に捉えると、打球は左翼ポール際、中段に飛び込む先制2ラン。これが決勝点となった。

 若林は続く6回の第3打席では1死一、三塁の場面で俊足を生かし、併殺崩れの二ゴロでチーム4点目を叩き出し、3打点目を稼いだ。

 試合後、敵地でのヒーローインタビューに臨んだ若林は「1打席目からいいスイングをできるように心がけて入りました」と第一声。5回、無死一塁から放った2ランについては「ゲッツーがイヤな場面だったので。あとは変化球にうまく対応して打つことができました」と振り返った。

 「切れないでくれと思いながら走りました」という左翼ポール際への先制弾。「先制点取れて良かったです」とし、3打点目については「追加点取れて良かったです」と冷静に一言。

 インタビュアーからは「ジャイアンツに来てから、サヨナラホームランもありました」と事実と違うことを問われる場面もあったが、「サヨナラヒットです」とここでも冷静な声で静かに訂正したうえで「前半戦(最後の試合を)勝って良かったです」と続けた。

 インタビュー中、終始表情を崩さないまま「後半戦も勝ち続けるように頑張っていきます。応援よろしくお願いします」と最後はキッパリ。その後、カメラマンたちに記念撮影を求められて無数のフラッシュを浴びると、ようやく頬が緩んだ。

 若林は6月24日に松原聖弥外野手(29)との交換トレードで巨人に移籍。今回が移籍後初本塁打となったが、今季西武では移籍前に3本塁打しており、5月18日のソフトバンク戦(ペイペイD)以来64日ぶりの一発。プロ通算では7本目となっている。

 なお、同一シーズンでセ・パ両リーグ本塁打は昨年の広岡大志(巨人→オリックス)以来で、史上9人目。

 ▼阿部監督 (若林の良さは)まず動物のように足が速いところ。そういう一番大きな武器を持っている。そこじゃないですか。(6回の)ゲッツー崩れなんかね、僕だったら半分くらいでアウトですよ。(スタメン起用は)左投手だったし、思い切って使ってみようと。

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