大谷が球宴前に語った 前半戦「試合に出られたことが一番」 3冠王へ「一試合一試合積み重ね」

[ 2024年7月17日 01:30 ]

大谷の会見の席に多くの報道陣が集まる(撮影・西尾 大助)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)は16日(日本時間17日午前9時開始)、グローブライフ・フィールドで行われるオールスター戦にナ・リーグの「2番・DH」で出場する。恒例の前日会見では、野球が2大会ぶりに実施される28年ロサンゼルス五輪への出場意欲を表明した。ド軍と10年契約を結ぶ自身にとっても、地元開催となる大舞台。野球界の未来へ向けて、素直な思いを口にした。 

 ――前半戦の戦いをどう振り返るか?

 「成績はある程度良かったなとは思うけど、リハビリをしっかり順調にできて、試合にこれだけしっかりと出られたことがまず一番良かった」

 ――レギュラーシーズンで3冠王など個人タイトルが狙える。

 「具体的に何のタイトルが近いのか、よく僕は分かってない。一試合一試合やることだけしっかりやれていれば、数字は積み重なっていくと思う」

 ――特に盗塁数が例年と比べて多い。

 「単純にスプリント能力も上がっている。試合の中で盗塁することへのチャレンジは、去年より持っているつもり。その結果が数字が重なっている要因かなと。来年以降ももちろん続けていきたい」

 ――30代を迎えて体の回復が遅くなったなどの変化を感じるか?

 「DHだけなので、今のところ感じることはない。リハビリが進んでブルペンやシムゲーム(実戦形式の登板)も入ってくる。その先で、リカバリーが遅いなと思うことはあるのかもしれない」

 ――これまでも少なかったが、今季は屋外での打撃練習がここまで一度もない。

 「中(室内)で十分できているのと、外で振ると今の段階ではマイナスの方が多いのかなと。今はどういう打ち方をすれば飛距離が出やすいか、いい角度で上がるかという方向にフォーカスした方がいい。中でそっちを優先的に、打球を見ない方向でやっている」

 ――過去に比べて不振の期間が短い。

 「調子悪くなるのは、こういう原因じゃないかというのは、年を重ねるほど傾向が分かるのではと思う。これをやればみたいな引き出しは多くなる。年数を重ねた方が波も少なくなるのではと思う」

 ――リラックスできる瞬間は?

 「基本的にあまり球場にいないようにしている。球場にいる時は集中してやることだけしっかりやりたい。無駄な時間は省きたい。家では考える時もあるし、考えない方がいいなと思う時もある」

 ――真美子夫人、愛犬デコピンは球宴に来ているか?

 「来ています」

 ――レッドカーペットは一緒に歩く?

 「その予定ではいます」

 ――過去の選手でホームランダービーで競ってみたい選手は?

 「バリー・ボンズ、マグワイア、ベーブ・ルース」

 ――本塁打競争への出場がファンや周囲からは期待されていた。

 「今年は特別だった。ケージワーク(室内打撃練習)の数もまだ制限している。ハードワーク過ぎるというのが懸念点で辞退した。投手として復帰した先に、今年は出られそうというのがあれば、出たい気持ちはある」

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