カブス・今永 メジャー1年目の球宴でジャッジ斬りへ闘志「シーズンと変わらない配球で投げる」

[ 2024年7月17日 01:30 ]

会見をする今永(撮影・西尾 大助)
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 カブス・今永は、メジャー1年目で到達したオールスターでも自分らしく、リラックスした表情だった。前日会見は約40分に及び、日米メディアの質問にテンポよく答えた。英語力は「分かっているふりは一流」。大谷には「カメラの数で負けている。増やせるように頑張ります」と笑い、母親は「2匹の犬の面倒を見るから見に来ない」。得意の軽妙な語り口。そんな30歳のルーキー左腕が真剣な表情になったのは、対戦したい打者を問われて「アーロン・ジャッジ」と即答した時だ。

 「ゲームの世界のような数字が並んでいる。自分のボールをどう感じているか、試してみたい。ジャッジ選手の構えを見た時に、投げる場所がないなと感じている。シーズンと変わらない配球で投げたい」と真剣勝負で挑むつもりでいる。

 グラウンドでは大谷と言葉を交わす場面もあった。前半戦は8勝2敗、防御率2・97の好成績で、チームからただ一人の選出。「自分の人生には正解しかない。僕が下した判断は全て正解になることを自分が証明していく」。確信に満ちた表情で言った。(杉浦 大介通信員)

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