水原一平被告 10月25日に判決言い渡し 量刑は禁固6年程度か 服役…在留資格取り消し&強制送還へ

[ 2024年6月5日 02:00 ]

連邦地裁に出廷した水原一平被告(ロイター)

 ドジャース・大谷翔平(29)の元専属通訳で、銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告(39)が4日(日本時間5日)、カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁で有罪答弁を行った。5月14日の罪状認否では手続き上の理由から形式的に無罪を主張していたが、この日は銀行詐欺、虚偽の納税申告の罪をすべて認めた。この有罪答弁を受け、判決の言い渡し期日が10月25日(同26日)に決まった。

 カリフォルニア州の弁護士資格を持つ国際弁護士・村尾卓哉氏によると、水原被告は既に司法取引に応じており、連邦地検が刑の軽減を申し入れる方向。この司法取引により、陪審員による裁判には進まず、求刑などの手続きもない。代わりに保護観察官らが水原被告の財産状況や情状などを調べ、適切な量刑や罰金などの金額を決めて調査報告書を裁判所に提出する。最終的に報告書を受け取った判事が量刑を決定することになる。

 判決の言い渡し期日は、有罪答弁から95日以内という決まりがあるが、今回はそれよりも1カ月以上、先送りした日程となった。保護観察官の調査等を考慮したものと思われる。

 気になる量刑に関しては、米国には量刑の目安となる「量刑ガイドライン」で犯罪歴や量刑レベルの段階が数値化されている。合意書によると、水原被告は「レベル25以下の禁錮刑を科す場合、控訴しない」としており、一方で検察側は「レベル25以上の禁錮刑を科す場合、控訴しない」としている。つまり、レベル25が双方の最低ライン。レベル25は、初犯であれば禁錮57~71カ月、約5~6年となる。6年以上の判決が出る可能性もあるが、水原被告側がそれでも同意するとみられている。

 判決が出た後、水原被告は収監される。どこの刑務所に入るかを選ぶことはできない。服役後には強制送還される見通しで、前科がついたことで在留資格も取り消しになるとみられる。また、将来的に水原被告が自己破産をしたとしても賠償金などの支払い義務は免責されない。

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