巨人移籍の高橋礼、泉 ソフトバンク時代の輝き取り戻せるか ともに1軍スタートの宮崎Cに注目

[ 2024年1月29日 07:15 ]

高橋礼(右)と泉
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 昨年11月に巨人・ウォーカーとの交換トレードでソフトバンクから2投手が巨人に移籍した。高橋礼と泉の両右腕だ。

 18年から3年間、ソフトバンクを担当していた記者にとっては、コロナ禍に行われた20年シーズンのリーグ優勝、日本一のイメージが強く残っている。高橋礼はチームトップタイの52試合に登板し4勝2敗23ホールド、防御率2・65。泉は40試合で0勝1敗8ホールド、防御率2・08の好成績を残した。昨季は思うような成績を残せなかった2投手だが、力の衰えは感じさせず、環境が変われば再び輝きを取り戻せるような予感がある。

 泉は「自分のいいときを見て取ってくれていると思うので、良かった時期を思い出しながら、そっちに戻していくという意識で自主トレはやっていました」と、20年シーズンの映像などを見返して、フォームの修正に取り組んだ。高橋礼も「ゲームに近い強さで投げないとフォームの改善はされない。今年に関してはお尻がピッチングの肝になってきている感じ。下半身がうまく使えているなというところでいい仕上がりになってきているんじゃないかなと思います」と、キャッチボールから丁寧に、一球一球を大事にして投げ込んできた。

 2投手とも2月1日からの宮崎春季キャンプは1軍スタート。新しい環境でどんな投球を見せるか。4年前の姿を重ねながら、注目していきたい。(記者コラム・川島 毅洋)

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