「甲子園Vコンビ」が明大で初練習 仙台育英・湯田&山梨学院・林 「楽しみな気持ち」

[ 2024年1月29日 21:01 ]

明大での初練習に参加した湯田(左)と林(撮影・柳内 遼平)
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 東京六大学野球の明大にスポーツ推薦で合格した仙台育英の最速153キロ右腕・湯田統真投手と、昨春の選抜で優勝した山梨学院の最速142キロ右腕・林謙吾投手が29日、東京都府中市内のグラウンドで初練習に臨んだ。高校時代に全国制覇を伸し遂げた2人が大学野球での意気込みなどを語った。

 ――明大に加わった気持ちは?

 湯田「生活スタイルが一気に変わる。また新しい野球のスタイルが出来上がっていくのかなという楽しみな気持ちがあります」

 林「寮生活という部分では新しいルールとかがあるんですけど、先輩たちも優しくいろいろ教えてくださった。野球に集中できる環境だと思います」

 ――明大を選んだ理由は。

 湯田「やっぱり練習環境が良いっていうことと、東京六大学野球で凄い成績を収めているので先輩方も上昇志向。自分の今後の野球人生につなげれる環境だなと思いました」

 林「高いレベルで野球をやりたいなと思っていた。高校3年の時に明治大学の練習に参加させてもらい先輩たちも凄く意識が高かった。練習も考えてやるようなメニューが多く自分に合っているなと思いました」

 ――大学の4年間で成長したいところは。

 湯田「フィールディング、そして平均球速を上げていきたいですね。145キロぐらいなので後半まで」

 林「フォーム、体の使い方など新しいことを吸収していきたいです。キャッチボールでも球の回転、伸びというところが一番にあって、磨きをかけていきたい。自分の良さを維持して球速を上げていきたい」

 ――お互いのイメージは。

 湯田「選抜はほぼ1人で投げていた印象。めちゃくちゃコントロールが良い投手」

 林「速いすよね。変化球もストレートも球が違うなっていうのは甲子園でもやっぱり思った」

 ――2人はここ一番の打撃も凄い。東京六大学野球リーグは指名打者制を採用していない。

 湯田「木製では…打てるビジョンがないですね…」

 林「自分はあまりバッティングが得意でもなく…あんまり好きでもなくて」

 ――東京六大学野球リーグには仙台育英出身の選手が多くいる。

 湯田「先日、育英の方で(立大の)田中キャプテンと吉野さんが練習をなさっていた。“大学生ってこんな感じなのか”と感じました。同級生も早大と立大に入るので他の選手が活躍したらモチベーションになりますし、早くメンバー入りして戦えたらなって」

 ――4年間で達成したいこと。

 湯田「155キロは出したいです。最優秀防御率も取ってみたいですね」

 林「優勝したいって思いがある。やっぱり負けたくない思いがあるので。チームの優勝に貢献できる投手になりたいです」

 ――いきなり春季リーグ戦でデビューを目指す気持ちはあるか。

 湯田「フィジカルが落ちている時期なので、ここで一気に4月に持っていこうと考えたら出力を上げないといけない。ここでケガをするとダメだと思うので焦らず投げていけたらと思います」


 ――山梨学院が選抜出場を決めました。
 林「後輩たちも大変だったと思うんですけど練習を重ねて頑張っている。自分たちの力を示して連覇を目指してほしいと思います」

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