西武からFAの山川 ソフトバンクと大筋合意 背番「25」有力 柳田、近藤と和製超重量クリーンアップ

[ 2023年12月15日 05:00 ]

山川穂高
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 ソフトバンクが、西武から国内FA権を行使した山川穂高内野手(32)を獲得することが14日、分かった。4年12億円+出来高払い(金額は推定)で、背番号は「25」を用意。この日までに大筋で合意に達した。週明けの19日にも入団会見が行われる。今季、最多安打のタイトルを獲得した柳田悠岐外野手(35)、本塁打、打点の打撃2冠などに輝いた近藤健介外野手(30)に、3度の本塁打王の実績がある山川。4年ぶりの頂点を狙う来季、超重量和製クリーンアップが実現する。

 今オフ最大の注目となっていたFAの目玉が、ホークス加入でようやく落ち着いた。19日にも会見が行われ、“ホークス山川”が誕生する。この日までに、ソフトバンク側と山川の代理人が交渉を重ねてきた。詰めの作業だけを残し、両者間は大筋合意に達している。週明けに正式発表の運びとなりそうだ。

 山川は、今春のWBCで侍ジャパンの一員として世界一に貢献した。ただ、直後に女性問題による不祥事が発覚。シーズン17試合出場に終わり、8月末には嫌疑不十分で不起訴処分になったが、西武からは公式戦出場停止処分を受けていた。

 ソフトバンクはその間も動向を注視し続けていた。10月に山川は非公式戦扱いのフェニックス・リーグに出場したが、その間、球団のプロスカウトを約1カ月間、宮崎に滞在させて状態確認。一、三塁とも難なく守れることなど判断し、その去就に注目していた。

 山川らFA宣言選手が公示された11月15日、三笠杉彦GMは「日本を代表するバッター」と高く評価。並行し女性関係の不祥事に関して球団による独自の調査も続けた。その結果、加入に問題なしとの結論も出た上で4年12億円+出来高払いと背番号「25」を提示。正式オファーからの、大筋合意に至った。

 最大のウイークポイントだった「右の大砲」にプロ通算218本塁打の長距離砲が加わる。今季は右の長距離砲として期待された外国人選手がそろって不発。右打者の若手も伸び悩み、チームは3年連続V逸となるレギュラーシーズン3位。柳田、近藤、中村晃といった左打者の主軸に頼る打線が課題の一つだった。その主軸に右の山川が加われば、3番・柳田、4番・近藤、5番・山川といった強力クリーンアップが結成できることになる。

 10月末の小久保裕紀監督就任発表直後には、巨人からトレードで右の助っ人・ウォーカーの補強にも成功した。実績十分な補強が完成し、攻撃力に厚みが増すことは確実だ。来季4年ぶりのV奪回への期待度が、山川が加わることでさらに高まった。来春のキャンプインを前に着々と戦力が整ってきている。

 ◇山川 穂高(やまかわ・ほたか)1991年(平3)11月23日生まれ、沖縄県出身の32歳。中部商から富士大に進み、2、3年時に大学日本代表。13年ドラフト2位で西武入団。18、19年に2年連続本塁打王、22年は本塁打王と打点王の2冠に輝いた。今年3月のWBCでは侍ジャパン入りし世界一に貢献した。1メートル76、103キロ。右投げ右打ち。

 ▽山川の問題経緯 5月11日に文春オンラインが、知人女性への性的暴行で被害届が出ていると報道。同日のロッテ戦にフル出場も翌12日に「総合的に判断してコンディション調整」で出場選手登録を抹消された。同23日に警視庁麻布署が強制性交容疑で書類送検も、8月29日に東京地検が嫌疑不十分により不起訴処分を決定。9月4日に球団が1、2軍公式戦無期限出場停止の処分を発表。10月5日に謝罪会見し、宮崎でのフェニックス・リーグで実戦復帰した。期限日だった11月14日にFA申請。

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