サヨナラ負け広島・栗林「大山さんの長打が一番もったいない」「大事なところの1球が投げきれなかった」

[ 2023年10月19日 22:10 ]

セ・リーグCSファイナルS第2戦   広島1―2×阪神 ( 2023年10月19日    甲子園 )

<神・広>9回、サヨナラ負けを喫した栗林(撮影・島崎忠彦)
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 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)はファイナルステージ第2戦が19日、甲子園で行われ、広島はサヨナラ負けを喫し、アドバンテージを含め0勝3敗となり、崖っ縁に立たされた。サヨナラ打を浴びた守護神・栗林は自身の投球内容を反省した。

 1-1の9回からマウンドに上がったが、1死から大山に右中間二塁打を浴びると、佐藤輝を三振に仕留め2死までこぎ着けたもののノイジーを申告敬遠、さらに坂本を四球で歩かせ塁を埋めると、最後は木浪にフォークを捉えられ右前へサヨナラ打を浴び、試合が決した。

 右腕は9回を振り返り「もったいないのは大山さんの長打が一番もったいなと思いますし、9回の同点の場面で一番やっちゃいけない長打を打たれる、四球。いけないことが続いていたので最後の1球もワンバウンドというか、低めに狙って投げた球が高めにいってしまいましたし、そういうところでしっかり投げられない」と自身を責めた。
 
 そして「大山さんの長打もアツ(会沢)さんは低めに構えて投げてこいという合図もあったのにもかかわらず、高めにいってますし、そういう大事なところの1球というのが投げきれなかった。アツさんにすごい申し訳ない気持ちもありますし、悔しいというか。もっと低めに投げたかった。やれることはあったのかなと思います」と唇を噛んだ。

 申告敬遠で間が空いたことには「結果論になってしまいますからそこは」と言い訳せず「もともと申告敬遠って、どうなんですかね。自分としてはなんとも。ほんと坂本さんをしっかりアウト取れればということもありますし、坂本さんの四球じゃなくて木浪さんをアウト取れれば別になんともなかった。自分が投げたいところに投げられなかったところかなと思います」と投球内容のふがいなさを反省した。

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