【阪神・岡田監督語録】ドラフト候補の評価「ほとんどスカウトに任してる」「正月やねんから、スカウトの」

[ 2023年10月12日 05:15 ]

阪神・岡田監督
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 阪神の岡田監督が26日のドラフト会議について持論を展開した。報道陣とのやりとりは以下の通り。

 ―巨人がドラフトの1位指名を今年は公言しない。
 「いや、俺もせえへんよ。そんなん当たり前やろ」

 ―去年は多くの球団が公表した。
 「いやだから、各球団に言うなってNPB(日本野球機構)に伝えたらどうやって、俺、フロントに言うてんねん。今年は客を入れるとか言うてるから、そんなん面白ないやんか、何のためのドラフトやねん。コミッショナー通達で、マスコミに言うなって言うたら終わりやんか。違うの?去年と違うなあ、今年はお客さん入れてやるとか言うとったから、それやったら、楽しみとかなあ」

 ―球団の戦略的にもオープンにするのは好ましくないか。
 「そらそう思うよ。公表っていうかなあ、そこでおまえ、わあーっと沸くわけやんか。誰を指名したかで。そんなん分かってたら、まあ前はリモートやからアレやったけど、今回はお客さんを入れてテーブルについてやるんやったら、マスコミには言わないっていうような指令を出せばええと思うけどなあ、俺は」

 ―指名候補の確認は?
 「ドラフトに関しては、ある程度は任してるから。そらスカウトの1年間の成果やからな。そら最低限はビデオを見るけど、評価はほとんどスカウトに任してるよ。そんなん当たり前やん。正月やねんから、スカウトの」

 ―去年は右バッター、左ピッチャーと足りないところをいっていたが、今年はそういう部分はないか。
 「去年は俺が決まったときから(高松商の)浅野やったやろ、そんなもん。俺(の役目は)は補強というか、左ピッチャーが少なかったら左ピッチャーを取るとか、そういうバランスのあれやからな。でもそこにマッチする選手がおれへん年もあるからな。全部がうまいこといくわけじゃないから。今年なんか、ほとんどピッチャーやろ、結局は。野手はあんまりいない言うてるやんか。上位はどこもほとんどピッチャーになるんとちゃう?その辺の兼ね合いで、俺は、今年はチーム的には野手よりもピッチャーの方がええかなとは思ってるけどな、上位の方はな。野手はちょっと下(下位指名)で若いのを、高校生を取っておかなあかんからな。バランス的にも」

 ―センターラインの高校生か?
 「そんな、センターラインの高校生なんていてないやん。おったら、今ごろ新聞みんな書いてるやん。そんなすごいのおったら」

 ―常に高卒の野手が育って欲しいと。
 「育たんやん。結局、なかなか難しいわ、そんなの」

 ―捕手の補強も難しい。
 「キャッチャーの補強はええわ。キャッチャーは育てんとあかんわ。キャッチャーは高校生よ。今までもみんなそうやんか。プロ野球の(名)キャッチャーって、みんな高校生やんか。大学出でホンマにやったの古田くらいやろ?癖のない、高校の若いときからプロのボールを受けとかなあかんということよ。みんなそうやろ?野村、森に始まって。だから、俺も高校出のキャッチャーをあないしてキャンプでも(1軍に)呼ぶんよ、2人(藤田と中川)。変に頭の中の癖がつかんうちに、新鮮なうちにプロのボール受けさせて、配球とかもな」

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