矢場とんブースターズ、初Vの夢は持ち越し　西浦は敢闘賞を獲得　全日本クラブ野球選手権

全日本クラブ野球選手権・決勝   ショウワコーポレーション6―3矢場とんブースターズ （ 2023年9月4日    ハードオフ新潟 ）

＜ショウワコーポレーション・矢場とんブースターズ＞準優勝の矢場とんブースターズ
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　矢場とんブースターズは悲願の大会初勝利から一気に決勝まで進んだが、初優勝の道は険しかった。

　初回に1点を先制も、前日の118球完投から連投となる先発・九谷瑠投手（23）が5回1／3で3失点で降板。2―3の7回から救援した西浦も8回に連続三塁打を浴びて降板を余儀なくされた。

　「悔しい。気持ちは入っていたけど、右肘が上がらなかった」と前日130球完投からの疲労は隠せなかった。それでも大会3試合登板での好投が評価され、敢闘賞を獲得した。

　クラブチーム日本一はならなかったが、「矢場とん旋風」は巻き起こした。秦広明監督は「素晴らしいチームと最後に戦えた。今度は勝てるように一から出直します」と雪辱を誓った。