巨人・門脇 9回V打で自力CS消滅危機救った!ドラ4ルーキー6度目猛打賞「結果が出てくれてよかった」

[ 2023年9月4日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人8―7DeNA ( 2023年9月3日    横浜 )

<D・巨>9回、適時打を放つ門脇(撮影・西尾 大助)
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 巨人は3日のDeNA戦に8―7で逆転勝ち。同一カード3連敗を阻止し、ゲーム差を3に縮めた。同点の9回2死一、三塁から、門脇誠内野手(22)が決勝の左前適時打。負けか引き分けでも自力でのCS進出が消滅する一戦で一時は3点差をつけられながらも、粘りを見せ接戦を制した。

いつも通りのルーティンだった。ネクストバッターズサークル付近で、バットを両手で頭の上に掲げながらスクワットを1回行った。7―7の9回2死一、三塁。門脇が上茶谷の内角139キロカットボールを、ライナーで左前に運んだ。

 「思い描いていた通りに、入って来る球をあっち(逆方向)にというイメージ」

 勝てなければ自力でのCS進出の可能性が消滅する一戦で、3点差をひっくり返すルーズベルトゲーム。最後はドラフト4位ルーキーのバットで決めた。

 スクワットを始めたのは創価大4年時から。「背中に刺激を入れてから打席に立ってみようかなと。後はこれだ、というルーティンが欲しかった」。プロに入ると、ヤクルト・村上も似たような動きをしていた。「マネしたわけじゃないんですけど…」。そう言いながらも、決まった動きをすることで頭を整理して打席に入れるようになった。

 前日まで2日連続で失策を犯し、チームは3位・DeNAに連敗を喫していた。「自分的には大事な試合。どう振る舞ってどうプレーできるか。結果が出てくれてよかった」。2、4回には先頭で右翼線二塁打を放ち、ホームに生還。今季6度目の猛打賞を喜んだ。

 2回までに4点を奪いながら、投手陣が7失点。苦しい試合を制した原監督は「道のりは長かったけどね。かなり劣勢から勝利を収められたというのは大きい。(門脇は)日々成長している」と称えた。3位まで3ゲーム差に迫り、残りは23試合。門脇は「自分のやるべきことを全うしたい」。CS進出へ、最後までルーティンを大事にしながら戦う。(川島 毅洋)

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