巨人・門脇 活躍誓った中3の“弟子”に与えた勇気

[ 2023年9月4日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人8―7DeNA ( 2023年9月3日    横浜 )

春季キャンプで、門脇を激励に訪れた熊崎大琉くん(左から2人目)と父の泰司さん(左)
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 巨人・門脇には活躍を誓った「弟子」がいる。発達障がいと知的障がいのある熊崎大琉(だいる)君だ。中学3年で、軟式野球部に所属する大琉君は昨年12月18日、門脇の母校・創価高で開催された「甲子園夢プロジェクト」の合同練習会に沖縄から上京して参加。特別支援学校などの生徒に甲子園を目指す機会を得られるようサポートする同会では、門脇から「グラブをベルトの下から出すように」と指導を受けた。

 今春の沖縄キャンプで再会。最終日にはバットを授けられ「めっちゃうれしい。ファインプレーが好き」と笑った。大琉という名前の由来は「大は大和、琉は琉球」の意。父・泰司さんは「本土との架け橋になってくれるように名付けました。この子のおかげでたくさんのご縁ができています」と言う。縁を感じた門脇も思いは同じ。「見に来てくれてうれしい。自分のプレーを見て元気になったり、野球をやりたいと思ってくれるような選手になれれば」と誓い、グラウンドに立っている。(巨人担当・花里 雄太)

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