巨人・浅野翔吾 代打初安打&初のウイニングキャッチ でも原監督はご立腹「我々の指導不足」

[ 2023年8月24日 22:07 ]

セ・リーグ   巨人5―3ヤクルト ( 2023年8月24日    東京D )

<巨・ヤ>7回、代打・浅野が左前打を放つ(撮影・村上 大輔)
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 巨人のドラフト1位ルーキー、浅野翔吾外野手(18=高松商)がヤクルト戦(東京D)で代打では初安打となるプロ通算5安打目をマークした。

 5―0で迎えた7回、先頭で回ってきた先発右腕・赤星の代打に登場。相手2番手右腕・阪口がカウント1―1から投じた3球目、低めのシュートを三遊間に弾き返して左前打とした。

 「準備がしっかりできていたので、ピッチャーのボールに負けずに振ることができました。積極的にいこうと思っていましたので、初球打てれば一番良かったのですが、1ストライクを取られてから1つボールを選べて、そこから安打を打つことができたので良かったです」

 ただ、決まればプロ初盗塁となるところだったが、続く梶谷の3球目に二盗失敗。

 試合後、原辰徳監督(65)からは「きょうは一つ反省するというとね、勝負はあやというのがあったり、あるいは分岐というものがあったり。ね、あそこはえー、あえて若武者に苦言を呈するとするならば、あそこの部分はね、簡単にスチールというのは、簡単にアウトになるようなスタートを切るのは絶対にダメなんですね。アウト、セーフというのは、セーフになれというのは難しい。ただし、間一髪でセカンド上で、えー、雌雄を決するというね、そういうものがないと。ああいうふうに、えースタート切ったの?みたいなね。えー、エンドラン?みたいなのではね。まあ、あそこでスタートを切れなかったときは止まるというのが、大きな、いいランナーの条件になりますね。そこはああいうものが、後半、こういうもつれる。彼がどうだというのではなくね、勝負はそういうものかなあと」と厳しい指摘も飛び出した。

 「やっぱり、なんというか5点というのは一番どうとっていいか分からない点数。6点というのはまあ、7割、8割的に。7点というのは、やっぱり大きな数字。その5という数字のなかで、あのう、スチールというのは完全にアウトになったのは、これはやっぱり我々の指導(力)不足というところですね。あれをセーフになれとは言わない。やっぱり、間一髪で、それでスタートを止めれるというのも指導しないといけない」と原監督。

 浅野はそのまま右翼守備に就き、9回は最後の打者となった内山の右飛をキャッチ。初めてのウイニングボールキャッチに「緊張しました。丁寧に捕りにいきました。ホッとしました」と話していたが、期待が大きいだけに指揮官の“お小言”となった。

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