【甲子園】“美白王子”丸田 慶応107年ぶり日本一呼んだ!公式戦1号が夏決勝初の「初回表」弾
第105回全国高校野球選手権記念大会最終日決勝 慶応8-2仙台育英 ( 2023年8月23日 甲子園 )
Photo By スポニチ
世紀を超える扉をこじ開けた。決勝が行われ、慶応(神奈川)が史上7校目の夏連覇を目指した仙台育英(宮城)を8―2で下し、慶応普通部時代の1916年以来107年ぶりの優勝を飾った。「1番・中堅」の丸田湊斗外野手(3年)が、初回に決勝打となる右越え先頭打者本塁打。夏の甲子園史上初の決勝の初回表先頭弾から、打線が13安打で8得点を奪った。前回優勝は東京代表、豊中球場での第2回大会。歴史的な甲子園初優勝となった。
97年の歴史を誇る慶応の応援歌が「若き血」だ。初回の攻撃時に奏でられる伝統のメロディー。大応援団の合唱に金属音が重なる。プレーボールからわずか58秒。丸田が内角低めのスライダーを右翼席へ運んだ。105回の歴史で史上初の夏の甲子園決勝初回表の先頭弾だった。
「公式戦でのホームランは初めて。この日のために取っていたのかなと思いました。喜びが爆発するくらいうれしかった」
得点時に歌われるのも「若き血」。丸田は「必ず1番で流れるので、ホームランを打って若き血を2回連続再生させたいと思っていた。3年間の最後の試合でできたのは幸せ」と右手を高く掲げた。1番の号砲から13安打8得点。夏連覇を狙った仙台育英の自慢の強力投手陣を粉砕した。
今春選抜の初戦。仙台育英に6安打1点に抑えられ延長10回タイブレークで敗れた。丸田も4打数無安打。「悔しさしか残らなかった。練習から仙台育英に勝つことだけを考えてきた」。第1打席の先制弾に続き、2回1死二塁では3点目の右前適時打。5回2死二、三塁は、風にも流された飛球が中堅手の失策を誘い、2者が生還と4得点に絡んだ。前回優勝の第2回大会は豊中球場での開催。若き血よりも前の1916年以来107年ぶりに立った頂点は、甲子園での初優勝だった。語り継がれる快進撃の中心になった丸田は「ここを目標にしてきたので。KEIO日本一を達成できて本当にうれしい」と優勝の瞬間、涙を流した。
自由な髪形でさっそうとグラウンドを駆け、自慢の強力打線が力を発揮して、歴史を塗り替えた慶応ボーイたち。“美白王子”として注目を集めたチームNo・1のイケメン丸田は「エンジョイベースボール」の象徴でもある。「たくさんのことが起こって…。刺激的な夏でした。世界中のどんな人よりも最高の夏でした」と快進撃の夏を振り返った。
一時は中学で野球を終えようと考えた。慶応の自由な野球に出合って甲子園を夢見るようになり、野球人生が大きく変わった。「エンジョイベースボールは野球を楽しみ尽くすことだと思います。僕たちは楽しみ尽くせました」。4年ぶりに歓声が戻った聖地。今大会最多4万2100人の前で頂点に立ったのは、心から野球を楽しんだ「陸の王者」だった。(村井 樹)
◇丸田 湊斗(まるた・みなと)2005年(平17)4月25日生まれ、神奈川県出身の18歳。南舞岡小3年時に野球を始める。日限山中時代は横浜泉中央ボーイズに所属し2年夏と3年春に全国大会出場。慶応では2年春からベンチ入り。憧れの選手は阪神・近本。趣味はピアノ。50メートル走5秒9、遠投90メートル。1メートル74、73キロ。右投げ左打ち。
≪春の選抜決勝初回表弾は過去2人≫慶応の丸田が初回表に先頭打者本塁打。夏の甲子園での初回表の先頭打者弾は、19年桃谷惟吹(履正社)が霞ケ浦戦で放って以来20人目。過去、最も勝ち進んだ試合で打ったのは1922年田嶋豊次郎(和歌山中)、12年森友哉(大阪桐蔭)の準々決勝。決勝では丸田が初めてだ。なお、選抜決勝では82年佐藤公宏(PL学園)が二松学舎大付戦、17年藤原恭大(大阪桐蔭)が履正社戦で初回表先頭打者弾をマークしている。
≪神奈川代表としては初≫慶応は神奈川代表としては初めての優勝。神奈川県勢の夏の甲子園優勝は、15年の東海大相模以来8年ぶり8度目となった。夏8度目の優勝は、14度でトップの大阪に次いで愛知、和歌山と並ぶ2位タイに浮上。また、慶応は夏通算20勝目となった。
≪V最大ブランク大幅更新≫慶応が準優勝した1920年以来103年ぶりの決勝で、仙台育英を破り1916年以来107年ぶりの優勝を飾った。これまでの夏の甲子園の最大ブランク優勝は62年→16年の作新学院(栃木)の54年ぶりで、初めて100年を超える最大ブランクとなった。決勝進出自体もこれまでの最大ブランクだった37年→96年の熊本工(いずれも準優勝)の59年ぶりを大幅に更新した。
野球の2023年8月24日のニュース
-
ヤクルト・高津監督続投 来季が5年目、衣笠球団会長の信頼変わらず
[ 2023年8月25日 02:46 ] 野球
-
ロッテ初回4球で3失点もしぶとく逆転、石川慎が決勝打!吉井監督「ちょっと角中と迷ったんですけど」
[ 2023年8月24日 22:54 ] 野球
-
日本ハム・吉田が待望の今季1軍初昇格へ 25日西武戦から合流
[ 2023年8月24日 22:45 ] 野球
-
DeNA・東 7回に“喝”を入れられた!?山本捕手に感謝の11勝「2人でもっと勝ち星を増やしたい」
[ 2023年8月24日 22:19 ] 野球
-
巨人・中山礼都がプロ初の三塁打 泥臭いヘッスラに原監督も思わずメモ 前夜は3バント失敗
[ 2023年8月24日 22:17 ] 野球
-
巨人・原監督「大城とは違うね、良さがあるなあと」 好リードの岸田を高評価 赤星は次回も先発で
[ 2023年8月24日 22:14 ] 野球
-
巨人・浅野翔吾 代打初安打&初のウイニングキャッチ でも原監督はご立腹「我々の指導不足」
[ 2023年8月24日 22:07 ] 野球
-
巨人・原監督「勇人の右飛でホームを奪えるのは彼ぐらい」 浅い右飛で本塁生還した門脇絶賛
[ 2023年8月24日 21:51 ] 野球
-
ロッテ、4点差を逆転 勝ち越し打の石川慎「マジで気持ちだけで打ちました」
[ 2023年8月24日 21:40 ] 野球
-
DeNA・大田「この1勝が分岐点になる!」 勝利呼ぶ先制打も喜び控えめ「今日3三振なんで…」
[ 2023年8月24日 21:40 ] 野球
-
巨人・赤星「本当にもう…最高の気分です」 成長うかがわせる3カ月ぶりマウンドで347日ぶり勝利
[ 2023年8月24日 21:37 ] 野球
-
西武2試合連続零敗 宮城に三塁踏めず…松井監督「切り替えてやっていく」 隅田は6回4失点で8敗目
[ 2023年8月24日 21:27 ] 野球
-
高校日本代表U18W杯へ始動。今夏涙を飲んだ横浜・緒方はジャパンの一員として世界一へ挑む
[ 2023年8月24日 21:12 ] 野球
-
オリ宮城「一つ歳をとりますので、いい大人になれるように」 22歳誕生日前祝いの無四球完封勝利
[ 2023年8月24日 21:05 ] 野球
-
巨人・赤星が347日ぶり白星! 3カ月ぶり登板で7回3安打零封 最後はリリーフ陣踏ん張った!
[ 2023年8月24日 21:04 ] 野球
-
巨人 ヤクルトに3連勝で3位キープ! 赤星3カ月ぶり登板で7回零封、347日ぶり白星
[ 2023年8月24日 21:01 ] 野球
-
オリックス今季初の6連勝 宮城が無四球完封で9勝目 82年ぶり球団タイ記録の7戦連続1失点以下に導く
[ 2023年8月24日 20:51 ] 野球
-
阪神 他力で前進!マジック23に 広島敗れて“6日連続”でM「1」ずつ減少 25日から伝統の一戦
[ 2023年8月24日 20:46 ] 野球
-
DeNA連敗4で止めた!東克樹 7回1失点でリーグ単独トップ11勝 広島・床田との投げ合い制す
[ 2023年8月24日 20:46 ] 野球
-
広島 無念…連勝4でストップ 阪神のマジック減らしに“貢献” 床田5回3失点で降板
[ 2023年8月24日 20:45 ] 野球
























