【甲子園】慶応103年ぶり決勝!強心臓の2年生右腕・小宅 投げては完封!打ってはV撃
第105回全国高校野球選手権記念大会第13日・準決勝 慶応2―0土浦日大 ( 2023年8月21日 甲子園 )
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さあ、107年ぶりの頂点へあと1つだ。慶応(神奈川)が準決勝で土浦日大(茨城)を2―0で下し、1920年以来103年ぶりの決勝進出。小宅(おやけ)雅己投手(2年)が、7安打無失点で公式戦初の9回完封勝利に加え、2回には決勝打となる中堅右への先制二塁打で勝利に貢献した。23日午後2時プレーボールの決勝では、夏連覇を目指す仙台育英(宮城)と激突。今春選抜の初戦で敗れた王者への雪辱を果たし、慶応普通部時代の1916年以来2度目の頂点を目指す。
伝統のユニホームに袖を通せば、強気でビッグマウスのエースに変わる。2年生で背番号1を背負う小宅は、118球を一人で投げ抜き「3年生の投手もいるけど、頼るのではなく自分が引っ張るつもりで投げています」と言い放った。「凄いと思った投手はいないです」と繰り返す強心臓が、歴史的決勝進出を引き寄せた。
最速145キロの直球を軸に、単打のみの7安打。7回2死三塁からの遊飛、8回2死一、二塁からの左飛も直球で仕留め得点を許さなかった。プロ投手の平均が2200~2300回転とされる直球の回転数は2700。球速以上の切れ味を持つ武器で圧倒した。「自分がいくしかないと思っていた。直球の切れが甲子園に来て一番良かった。(9回の)完封は初めてで凄い自信になりました」。投球に加えて森林貴彦監督が「中軸を打つ力もある」と評価する打撃では、2回2死二塁から決勝打となる中堅右への先制二塁打を放った。
県央宇都宮ボーイズに所属していた中3春の全国大会では、胴上げ投手。中学日本一を経験した右腕は6回に足がつりながらも、神奈川大会から11試合目にチーム初完投を果たした。森林監督が「代え時がなくて小宅に負担をかけたが、素晴らしい投球。ごめんね…という感じ」と称えれば、土浦日大・小菅勲監督も「相手ながらあっぱれ」と脱帽した。
前夜のミーティング。指揮官は1916年の第2回大会で当時東京代表だった慶応普通部が優勝し、決勝進出なら1920年以来などチームの歴史をナインに説いた。「そのときはまだ甲子園がなかったとか。大正だぞとかいう話をしました」。16年は豊中球場、20年は鳴尾球場開催で、103年ぶりの決勝は「甲子園初優勝」を目指す舞台。優勝を果たせば最長ブランクとなる107年ぶりの優勝になる。
相手は選抜初戦でタイブレークの末に1点差で敗れた仙台育英だ。「2―1だけど完敗だった。それが基準となって夏までやってこられた。育英さんのおかげで夏までこうやって頑張れましたと。恩返しのつもりで戦いたい」と森林監督。小宅が口にした「決勝でリベンジしたい」の言葉には「夏の甲子園決勝で仙台育英を倒す」というナインの合言葉が込められていた。(村井 樹)
◇小宅 雅己(おやけ・まさき)2006年(平18)7月19日生まれ、栃木県出身の17歳。小2から野球を始めた。豊郷中時代は県央宇都宮ボーイズに所属し、3年春に全国大会で優勝。慶応では1年秋からベンチ入りし、今春の選抜は背番号10。憧れの選手はパドレス・ダルビッシュ有。50メートル走6秒4、遠投100メートル。1メートル78、76キロ。右投げ左打ち。
▽慶応の甲子園大会決勝 過去2度はいずれも夏。慶応普通部時代に1916年第2回大会で初出場ながら決勝に進出。市岡中(大阪)を6―2で破り、初優勝を飾った。エースで主将の山口は慶大の試合にも出場していた逸材で、一塁手は米国籍のダンという黎明(れいめい)期の個性チームだった。2度目も慶応普通部時代の1920年第6回大会で、決勝では関西学院中(兵庫)に0―17で敗れ準優勝に終わった。いずれも東京代表での出場で会場は第2回が豊中球場、第6回は鳴尾球場だった。
≪優勝なら最大ブランク≫慶応が歴史的な決勝進出を果たした。準優勝した1920年以来103年ぶりの決勝進出は、これまでの最大ブランクだった37年→96年の熊本工(いずれも準優勝)の59年ぶりを大幅に更新した。また、優勝すれば1916年以来107年ぶり。これまでの夏の甲子園の最大ブランク優勝は62年→16年の作新学院(栃木)の54年ぶりで、優勝すれば初めて100年を超える最大ブランクとなる。
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