【甲子園】慶応・森林監督 クーリングタイム後に清原氏次男を代打に起用の理由語る「空気を変える…」

[ 2023年8月19日 14:41 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会第12日・準々決勝   慶応7―2沖縄尚学 ( 2023年8月19日    甲子園 )

<沖縄尚学・慶応>6回、代打で出場し2打席目は三ゴロの慶応・清原(撮影・亀井 直樹)
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 大会第12日の第1試合では、5年ぶり19回目出場の慶応(神奈川)が7―2で、2年ぶり10回目出場の沖縄尚学(沖縄)に勝利。1920年以来103年ぶりの4強入りを果たした。西武、巨人などで活躍した清原和博氏(56)の次男で慶応の勝児(2年)が2点を追う10分間のクーリングタイム後の6回先頭打者で代打で登場。聖地からは大歓声が沸き起こった。

 4球目まで、すべて変化球で1球もスイングせずに2ボール2ストライク。5球目の外角直球も見送ってフルカウントとなり、外角低めのスライダーを打って投ゴロに倒れた。この回、2打席目となった2死二塁の打席は三ゴロだった。

 試合後、森林貴彦監督はこの場面に「代打・清原」を投入した理由について「彼への期待感とか、空気を変える役割がある。結果は出なかったですけど、チームの反撃にはつながったと思うので、間接的にあの逆転劇に貢献してくれたと思います。代打清原でワッとなる感じは前回も経験したので、それは期待しました」と明かした。

 采配はズバリ的中。清原が倒れた後、後続が塁に出て、6回1死満塁から加藤右悟(2年)の走者一掃の左中間二塁打で逆転。さらに続く延末藍太(3年)、渡辺憩(3年)、福井直睦(3年)も連続適時打してこの回一挙6得点した。7回2死三塁からは相手捕逸で追加点を挙げた。

 清原は試合後「ベスト4に入れてよかったです。自分は出塁できなかったんですが、ほかのみんながカバーしてくれた。チーム力が出たと思う」と言い、自身の打席について「凄い歓声で球場全体に応援していただいていると感じました」と実感を込めて話した。そして、「出番があれば、その場面でできることを最大限にしたい。試合を重ねるごとに声援をいただけて、力になっている」と歓声への感謝も口にした。

 父・和博氏は前日18日に56歳の誕生日を迎えた。103年ぶりの4強進出は1日遅れのプレゼントになったが、「この先も勝ち続けて、優勝することが恩返し。もっと成長して優勝したい」と表情を引き締めていた。

 和博氏はこの日もスタンド観戦。

 試合後、大会本部を通じて「素晴らしいことですね。今日も大会屈指の投手に対し、6回の集中打は見事でした。ここまできたら慶応の力は本物でしょうし、1戦1戦、強くなっていると感じます。私がPL学園の時代だったら、こういうチームとの対戦は嫌ですね。勝児は厳しい球ばかりで結果は出ませんでしたが、次も勝児らしく、思い切り、悔いのないスイングをしてほしいです」とコメントした。

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