ハマスタ騒然 DeNA「ヒーローインタビュー中」に六甲おろし大合唱 後味の悪い展開に

[ 2023年8月18日 21:46 ]

セ・リーグ   阪神1-2DeNA ( 2023年8月18日    横浜 )

<D・神>スタンドから投げ込まれた応援グッズ(撮影・岸 良祐)
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 18日に行われたDeNA―阪神戦は、騒然としたまま終了した。

 問題のシーンが起きたのは1点を追いかける9回。1死一塁で、代走・熊谷が二盗を試みて、二塁上でカバーに入った遊撃・京田と熊谷が交錯する形になって判定はセーフとなったが、DeNA・三浦監督がリクエストを要求した。

 球場内に流れた映像では京田の足が二塁ベースを防ぐ形となっており、熊谷のスライディングが届いていないようにも見えた。三塁塁審で責任審判の敷田がマイクで場内に向けて「セカンドベースのところで走者と野手が接触していますが妨害とはいたしません。よってアウト。試合を再開します」と説明。ここで岡田監督が“鬼の形相”でベンチを飛び出して数分間、抗議した。

 判定が覆ったことで、虎党が陣取る左翼席からはブーイングも巻き起こり、最後は「岡田」「岡田」と、岡田監督コールまでわき起こる事態に。徐々に指揮官もヒートアップし、最後は審判になだめられる形でベンチへ下がり、平田ヘッドコーチが止めに入る一幕もあった。

 結局、後味の悪い形でチームはそのまま敗れ、岡田監督は「しゃべることないわ」とだけ話し、球場を後にした。

 それでもスタンドのファンは納得がいかないのか、ブーイングが鳴り止まず、試合後にDeNAのヒーローインタビューが行われる中、三塁側や左翼席を中心として阪神の応援歌「六甲おろし」の大合唱がやまなかった。

 この光景は、SNSでも「ヒーローインタビュー中」がトレンドワードの入るなど注目を集め、DeNAファンから苦言を呈する投稿も続々。何とも後味の悪い形となった。

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