ソフトB石川　都立高出身選手初めての偉業！　プロ野球史上88人目、99度目のノーヒットノーラン

パ・リーグ   ソフトバンク8－0西武 （ 2023年8月18日    ペイペイD ）

＜ソ・西＞ノーヒットノーランを達成した石川は栗原（右）から祝福され笑顔（撮影・岡田　丈靖）
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　ソフトバンクの石川柊太投手（31）が18日の西武戦（ペイペイドーム）に先発し、無安打無得点試合を達成した。プロ野球史上88人目、99度目の偉業達成となった。

　パ・リーグでは日本ハムのポンセが22年8月27日のソフトバンク戦（札幌ドーム）で達成して以来となった、

　序盤から味方の大量援護をもらい、テンポ良い投球で回を重ねた。直球を軸にカーブで徹底的に緩急をつけ、カットボールなどでタイミングを外した。奪三振は8で、与四死球は4。127球で9回を投げ抜き、チームでは東浜巨が22年5月11日の西武戦（ペイペイドーム）で達成して以来、4人目の快挙を達成した。石川の大記録にまつわるデータは以下の通り。

　☆育成出身2人目の快挙　プロ野球88人目、99度目のノーヒットノーランを達成。チームでは昨年5月11日西武戦の東浜に次ぎ4人目。育成ドラフト出身者では19年千賀（ソ）に次ぎ2人目となった。

　☆チーム2年連続　2年連続でノーヒットノーランの達成者が出たのは71、72年広島（藤本和宏→外木場義郎）以来。パでは70、71年近鉄（佐々木宏一郎→鈴木啓示）以来52年ぶりで球団では初めてだ。

　☆3度目のノーノーマスク　捕手の甲斐は千賀、東浜のノーヒットノーランもリード。捕手として3度以上経験したのは、和田博実（西鉄＝4度）、佐竹一雄（大陽＝1度、国鉄＝3度）、吉原正喜（巨＝3度）、谷繁元信（中＝3度）に次ぎ5人目だ。

　☆都立高出身では初めての快挙　石川は都総合工科高から創価大を経て、13年育成ドラフト1位でソフトバンクに入団。石川は高校3年時（09年）の夏の東東京大会では準々決勝まで進出した。

　☆82年ぶりの屈辱　西武は昨年の東浜、山本（オ）に次ぎ2年で3度目の屈辱。2年間で3投手にノーヒットノーランを許したのは、名古屋が40年に沢村栄治（巨）、41年に中尾輝三（巨）、森弘太郎（阪急）に喫して以来82年ぶり2球団目のワーストタイだ。