専大松戸・平野 7K8回完封 スカウト11人の前で自己最速タイ151キロ

[ 2023年7月15日 05:13 ]

第105回全国高校野球選手権千葉大会・3回戦   専大松戸7―0市松戸 ( 2023年7月14日    千葉県総合 )

<専大松戸・市松戸>8回無失点と好投した専大松戸・平野
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 ネット裏のスカウト陣が一斉にスピードガンを構えた。専大松戸のプロ注目右腕・平野大地(3年)が今大会初登板。自己最速タイの151キロを計測し、7三振を奪って3安打無失点で8回完封勝利を挙げた。

 「先発っていうのは今日の朝に言われました。体と心の準備はしていました。真っすぐで押せていた」

 11日の初戦勝利後、持丸修一監督は平野の登板について「次の次の次くらいかな…」と温存する考えを示していた。だが、公立ながら力のある市松戸との3回戦。先発マウンドにエースを送り出した。大リーグのカージナルスを含む日米7球団11人のスカウトも集結。ソフトバンク・福元淳史スカウトは「出力が高いところが魅力。一番良い真っすぐを磨いて原点に戻った感じですね」と自己最速タイをマークした直球の成長を評価した。

 8強進出を果たした今春の選抜では変化球中心のスタイルだったが、夏の初登板で最大の武器である直球の質の高さを披露。2季連続の甲子園へ好スタートを切った。 (柳内 遼平)

 ◇平野 大地(ひらの・だいち)2005年(平17)7月9日生まれ、茨城県稲敷市出身の18歳。小1から新利根エンゼルスで野球を始め小4からは竜ケ崎リトルでプレー。新利根中時代は取手シニアに所属。専大松戸では1年秋からベンチ入り。1メートル82、86キロ。右投げ右打ち。

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