阪神・岩崎 森下1号を“塩祝福”「どうせ大きなフライかなと思ったら本当にホームランでした」

[ 2023年7月10日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神1-0ヤクルト ( 2023年7月9日    甲子園 )

<神・ヤ> 岩崎(右)のギャルピーズに笑顔の森下(撮影・大森 寛明)
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 虎の子の1点を阪神・岩崎が死守した。森下のプロ1号を、決勝アーチとするために左腕が腕を振るった。新人の一打をムダにはしない。プロ10年のキャリアを駆使した。

 「投げるのは決まってたから、森下だからというのはなかったけど、しっかり終われて良かったです」

 先頭のサンタナには左前打を許したが、嫌な流れには持っていかせない。村上を外角直球で左飛に仕留めると、オスナをチェンジアップで空振り三振。前夜に決勝打を放った代打・川端も左飛で、ヤクルトの反撃に仁王立ちだ。

 「肩をつくっていて、本塁打は見ていない。外が沸いて、どうせ大きなフライかなと思ったら本当にホームランでした」とお立ち台で森下に岩崎流の祝福をすると「やっと出たって感じですし、もっと打ってくれていいんで」とハッパをかけることも忘れなかった。

 「いいとき、悪いときがチームも個人にもある。そのときそのときのベストでやっていくしかない。このあとも何とか頑張っていきたい」。10年目コンビの岩貞とともに、最後のとりでは守り続ける。

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