わせがく 4―15コールド負けも完全燃焼 昨年の0―82敗戦から成長見せた

[ 2023年7月10日 05:00 ]

第105回全国高校野球選手権千葉大会1回戦   わせがく4―15千葉 ( 2023年7月9日    大谷津 )

<千葉・わせがく>4回、投手・椎名(3年)が足がつるアクシデント
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 野球は楽しい。仲間と同じ目標に向かって一つになれるから。わせがくは4―15で5回コールド負け。それでもナインは最後まで諦めることなく戦った。石田尚孝監督も「みんな、凄く楽しそうだった。あれが目指していたこと」と目を細めた。

 「何をするにも野球中心」という主将の椎名颯音(3年)が1番で出場。初回、先頭で高校初安打となる二塁打を放つと2回からはマウンドに上がった。3回は3者凡退。4回に両足がつって無念の降板となり「最後まで投げたかった」と涙を流したが、仲間とともに最後まで全力でプレーした。

 昨夏は千葉学芸との2回戦で0―82で敗戦。ナインは5回コールドが成立するまで戦い抜き、感動を呼んだ。今夏も同じコールド負けも、印象づけた確かな成長。全ての経験を未来へとつなげる。(小渕 日向子)

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