DeNA・今永の直球ルーツは北筑時代の体づくり　当時野球部監督が明かすトレーニング

セ・リーグ   DeNA2－1巨人 （ 2023年7月7日    東京D ）

＜巨・D＞インタビューを終え声援に応える今永（撮影・西尾　大助）
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　【記者フリートーク】今永の切れのある直球を生み出す「体づくり」のルーツは北筑（福岡）時代にある。当時野球部監督だった井上勝也氏（41＝現香住丘教諭）は、選手にウエートトレーニングを課さなかった。

　「鉄棒や、背中を鍛えるトレーニングが中心でした。（体幹の中心となる）腸腰筋も鍛えさせた」。鉄棒は懸垂。順手、逆手でぶら下がる。ぶら下がった状態で、足を上げて腸腰筋を鍛えさせた。肩の可動域を広げるストレッチなども徹底。「高校3年でも、きゃしゃでした」と井上氏は笑うが、今永の基礎はこの時期に出来上がった。そのベースからさらに多くを積み上げた左腕。「今永は物凄く（指導に対する）吸収がいい生徒だった」。成長する素質も抜群だった。（DeNA担当・大木穂高）