高田の150キロ右腕・中山 意地の完投も初戦敗退「よりレベルの高いところで」医師ではなくプロ一本公表

[ 2023年7月8日 13:01 ]

第105回全国高校野球選手権三重大会1回戦   高田1―7三重 ( 2023年7月8日    ドリームオーシャンスタジアム )

<高田・三重>高田の初戦敗退が決まり、整列する中山(中央)(撮影・河合 洋介)
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 最速150キロ右腕の中山勝暁(3年)擁する高田が三重に1―7で敗れ、初戦で姿を消した。 高田・中山投手の動画はこちら

 先発の中山は、7失点を許しながら、最後までマウンドを譲らなかった。「自分の投球フォームの乱れに気付いて後半からは修正できた。前半の乱れがもったいなかったと思います」。1―0の2回に2失点して逆転を許すと、5回までに7失点。残り3イニングは左足をつっていたものの、無失点と立て直した。

 プロ注目右腕でNPB12球団18人のスカウトが視察。最速146キロを計測した力強い直球でアピールした。秀才の中山は、医学部進学の可能性を残していたものの、「最後にこういう相手とできて、よりレベルの高いところでやりたいという気持ちが強くなった」と高卒でのプロ志望を表明。支配下のドラフト指名を条件とし、プロ入りを目指す。

 ◇中山 勝暁(なかやま・かつあき) 2006年(平18)1月7日、三重県津市出身の17歳。南が丘小3年から「南が丘グリーンソルジャーズ」でソフトボールを始める。高田中では軟式野球部に所属しポジションは主に捕手。高田(三重)で投手に転向。昨夏は県大会初戦の木本戦で先発を任され、2―8で敗戦。同年秋から背番号1。遠投100メートル。1メートル78、81キロ。右投げ右打ち。

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