広島・新井監督が訃報当日のウイニングボール持参で北別府さんとお別れ 「天国から見守って」

[ 2023年6月20日 06:30 ]

祭壇に手を合わせる新井監督
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 16日に成人T細胞白血病(ATL)のため65歳で死去した北別府学さんの通夜は前日18日に広島市内の斎場で営まれ、広島の新井監督や現役4選手、黒田博樹球団アドバイザーらが弔問に訪れ、通算213勝を挙げた大投手との別れを惜しんだ。

 新井監督は、訃報が届いた当日に本拠地での西武戦で勝利した際のウイニングボールを持参。遺族に手渡し「普段はもの静かでも、熱い気持ちを持たれた先輩。天国から私たちを見守ってくれると思いながら戦っていきたい」と言葉に力を込めた。

 選手会長で主戦の大瀬良は「天国で安心してカープを見ていただけるように、少しでも近づけるように精進したい」。背番号20を受け継ぐ栗林は「入団した時からの目標。同じ背番号として恥じない成績、恥じない姿を見せたい」と語った。

 北別府さんと同じ鹿児島出身の2人も参列した。「地元のスーパースター。近づけるようにと思ってやってきたことで、頑張れているのかなと思う」と中崎。松山は「北別府さんに言われたように一年でも長く頑張りたい。見守ってもらいたい」と涙ながらに話した。

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