新庄監督ミスミス最下位転落に広報通じ「こういう展開はミスした方が負け。練習してミスを減らすしかない」

パ・リーグ   日本ハム2ー4西武 （ 2023年5月16日    エスコンF ）

＜日・西＞怒りか、呆れか――。延長12回、投手交代を告げベンチに下がる新庄監督の表情は渋く…（撮影・高橋　茂夫）
Photo By スポニチ

　日本ハムの新庄剛志監督（51）は痛恨の延長12回負けに広報を通じてコメントするのが精いっぱいだった。2―1の9回2死走者なしで守護神・田中正義が長谷川に一発を浴びて同点に追いつかれ、2―2の延長12回には悪送球、トンネルと守備のミスから勝ち越しを許してチームは2連敗。悔しすぎる1敗で再び最下位に転落した。

　延長12回の“あり得ない”ミスの連続で接戦を落とした新庄監督は試合後に広報を通じて「こういう展開はミスした方が負け。練習してミスを減らすしかない」とコメントした。

　1―1の8回に代打・水野の値千金の右前適時打で勝ち越しに成功。9回は6番手で守護神・田中を許し、田中正はマウンドに膝をついてガックリと肩を落とした。

　2―2の延長12回、8番手の杉浦が先頭の中村に左前打で出塁を許すと、続く呉念庭の投前バントを杉浦が悪送球。さらにバックアップに入った中堅手の江越がまさかの後逸。度重なるミスで一塁走者の代走・金子に一気に生還を許し勝ち越しを許した。この守備のミス連発には新庄監督もベンチでぼう然。続く愛斗にも中越え適時二塁打を打たれ2点目を失い、痛すぎる敗戦となった。