大商大が3季連続V王手!最速154キロ右腕・上田が完封 最終決戦第1Rに先勝

[ 2023年5月16日 21:31 ]

関西六大学野球春季リーグ最終節1回戦   大商大2―0大経大 ( 2023年5月16日    マイネット皇子山 )

完封勝利を挙げたプロ注目右腕・上田大河
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 大商大が大経大との最終節に先勝し、3季連続優勝に王手とした。

 勝ち点を挙げた方が優勝となる1、2位による直接対決。この大一番で今秋ドラフト候補に挙がる最速154キロ右腕・上田大河(4年)が完封勝利した。

 「この大事な試合で27個のアウトを取るためにやってきた。最後までマウンドは譲らないつもりで投げ切りました」

 2―0の2回2死一、二塁では、左太もも付近に打球を受けた。「興奮してしまって力んでいたけど、(打球が当たって)力みが取れました」。2回2死満塁で空振り三振に仕留めると、3回以降は被安打3本に抑えた。

 試合前、富山陽一監督から伝えられた。「このチームはお前のチーム。お前で負けたら仕方ない」。首位相手の大一番で主将兼エースの仕事を果たした。

 NPB11球団のスカウトが熱視線を送った。ロッテの榎康弘アマスカウトディレクターは「ピンチで直球の勢いが増す。変化球はどの球でもカウントが取れる」と評価した。

 ◇上田 大河(うえだ・たいが)2001年(平13)11月15日生まれ、大阪府大阪市出身の21歳。大商大高では1年春からベンチ入りし、2年秋から背番号1。大商大では1年秋からリーグ戦に登板。遠投120メートル、50メートル走6秒5。1メートル82、86キロ。右投げ右打ち。

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