阪神・原口 今季お立ち台での決めゼリフは「リアル野球BAN対決」でおなじみの「“魂(だましい)”」

[ 2023年1月21日 05:15 ]

気合の入った表情で打撃練習を行う原口(撮影・大森寛明)
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 阪神の原口文仁内野手(30)が20日、三重県伊賀市の「ミキハウス上野スタジアム」で自主トレを行った。原点回帰の地で再発進。順調な調整ぶりを見せた不屈の男が今季、甲子園のお立ち台で叫ぶセリフを決めた。

 「(恒例番組に)毎年出させていただきありがたいです。今年のお立ち台での決めゼリフも、“魂(だましい)”でいきます」

 右手でコブシを握り左胸をポンポンとたたいた後に空に突きあげ、「魂!」と叫ぶ。「リアル野球BAN対決」でおなじみのポーズだ。例年、原口は帝京高校野球部の先輩にあたる石橋貴明率いる「石橋ジャパン」の一員として出演している。

 「LINEで新年のあいさつをしたら“原口らしいしぶとい打撃で頑張れ、魂!”とエールをもらいました」

 新しい決めゼリフは大先輩の口癖でもある「帝京魂」から取ったものだ。自身は関本賢太郎から「必死のパッチ」を引き継ぎ19年からはファン考案の「必死のグッチ」と叫び、虎党を魅了してきた。

 今季は「魂!」の連発へ向けて18年以来、5年ぶりに伊賀市で始動。19年1月に大腸がんが発覚し「その年は来られなかった。ここから再出発したかった」と大きな意味があることを明かした。同市では16年から3年間汗を流し、16年は支配下登録、17年は初の開幕スタメン、18年は桧山進次郎に並ぶシーズン代打の球団最多記録(23安打)を達成。まさに原口にとってはパワースポットだ。

 打撃練習ではバットを立てる新しい構えを初披露。持ち前の長打力をアップさせるため上半身と下半身のねじれを意識して、早くも133スイングで30本の柵越えを放った。守備練習でも一塁と左翼でもノックを受け「どっちでも守る」と準備も着々。原口が魂で17年以来、6年ぶりの開幕スタメンを奪いにいく。(畑野 理之)

 ▽リアル野球BAN テレビ朝日系の「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」の名物企画で、実際の野球場にボードゲームの「野球盤」を再現。ピッチングマシンの球を出演者が打ち、打球が止まった場所に記してある「二塁打」「三塁打」などの指示に従い、野球盤さながらにプレー。例年、とんねるずの石橋貴明率いるチームと、現役プロ野球選手チームが対戦している。昨年の収録時にも石橋貴明は「原口もいい活躍が目立ちました。ぜひレギュラーを獲ってもらって勝負強いバッティングを見たいですね!」とエールを送っていた。

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2023年1月21日のニュース