日系人の母をもつガーディアンズ外野手クワンはWBC代表資格得られず「かなりがっかりした」

ガーディアンズのクワン（AP）
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　日系人の母をもつガーディアンズのスティーブン・クワン外野手（25）が、3月開催のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で日本代表の資格を得られなかったと明かした。

　米メディア「ニチベイ」の取材に「大リーグ機構（MLB）から不適格と見なされた。かなりがっかりした」と語った。代表資格を得るためには、本人、もしくは両親のどちらかが日本生まれの必要があった。同メディアによれば、クアンの母方の祖父母は第2次世界大戦後に山形県から米カリフォルニア州に移住し、母は米国生まれ。父方の祖父母は中国出身だが、同様のケースで中国代表の資格も得ることができなかったという。

　クワンは昨季メジャーデビューし、147試合で打率・298、6本塁打、52打点で正左翼手に定着。昨年9月、エンゼルス戦の前に大谷に代表入りを誘われ快諾。その後は通訳の水原一平氏とも連絡を取り合い、日本代表の50人の予備登録メンバーに含まれていた。
　日本代表と中国代表は3月9日の1次ラウンド初戦で対戦する。